世界はやっぱり美しい。写っているのは被写体だけじゃないって気づいた。

この記事の初出は、世界はやっぱり美しい。写っているのは被写体だけじゃないって気づいた。です。

Day One アプリの「世界は美しい」というジャーナルを設定している。

iPhone のアプリに Day One というものがあります。
大雑把に言うと日記帳アプリ、メモアプリに分類されるものであると思います。

‎Day One Journal: プライベートな日記
‎世界中で1,500万回以上ダウンロードされ200,000件の5つ星評価を獲得し、Apple の App of the Year に選出された Day One では、日記機能を再構築し、ありのままに生活を記録できるようになりました。 音声フ...

Day One には、ジャーナルという概念があります。簡単に行ってしまえばフォルダーとかカテゴリーとかと同じです。
で、自分は「世界は美しい」というジャーナルを作っています。で、日々生活していて美しいと思ったものを撮影し、そこにいれるようにしています。

「世界は美しい」のジャーナルをざっと見ていて心打たれた

で、Day One は、カレンダー形式で記録をふりかえることができるので、なんとなく「世界は美しい」のジャーナルを見てみました。
これが、なかなかいいのです。家の中の食器、散歩して見つけた花、ただの雲、……たしかに美しいよなぁって思いました。小さな感動さえ感じました。

画像
散歩の途中の陸橋の上から
画像
東静岡駅より
画像
台所の道具と窓
画像
ポタリングの途中で見つけたすすき
画像
洗面台の小物

自分は、定年退職する前まで、カメラで写真を撮ることをちゃんとやったことがありませんでした。GR3、GR3x、α7Cの3台のカメラも、退職してから手に入れたものです。
故に、上手な写真なんて撮れるとは思っていません。そもそもどういう写真が上手なのか? ってことさえよくわかっていません。
ただ、自分がいいなぁとか、美しいなぁとか、素敵だなぁとか思ったものを、カメラで記録するってことはできます。
で、 Day One で「世界は美しい」のジャーナルに入っている写真を見ていて、そのときにいいなぁと思ったものは、今見てもいいなぁって思えるようです。
それって、結構意外なことでした。

幡野広志さんの本を読んでちょいと安心したから

最近、幡野広志さんの「うまくてダメな写真と下手だけどいい写真」を読んでいます。(5分の休憩にちらっとだけ読み進めるという形で読んでいます)

https://amzn.to/491xfta

うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書) | 幡野 広志, ヨシタケ シンスケ |本 | 通販 | AmazonAmazonで幡野 広志, ヨシタケ シンスケのうまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (一般書)。アマゾンならポイント還amzn.to

幡野さんがいいたいことは全くタイトル通りで、写真のうまさと良さとは次元の違うものだということのようです。

幡野さんは「見たもの」を撮ればいいといっています。「見たもの」とは、ただ目に入ってくるものではありません。自然と目が行くもの、自分が見たいものをさすようです。

幡野さんの本を読んでいて「いいなぁ」って思ったものを撮ればいいんだって感じました。それなら、シロートの私にもできます。

私は別にプロの写真家を目ざしているわけじゃありません。ただいいなぁって感じたものを「せっかくだから撮っておきたい」って思っているだけです。
ならば、ちょっとくらいピンボケでも露出が変でもアングルが斜めになっていても気にしないで、撮ればいいなぁって思っています。

「世界は美しい」に残っているのは、被写体だけじゃない

あたり前のことですが、自分が撮った写真には当然自分自身は写りません。家族写真についての話の中で幡野さんは次のように書いています。

 家族の写真を撮っていても自分が写ってなくてさみしさを感じるかもしれないけど、それはあくまで撮影者の視点です。家族がその写真を見たときに思い出すのはカメラを構えているあなたの姿です。さみしさを感じる必要はないですよ。写真て鮮明にうつせちゃうからうつったものばかり見てしまいがちだけど、案外うつっていないものを思い出すものだからです。

「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」より

で、Day One の「世界は美しい」のジャーナルを見ていいなぁって思った理由について考えてみました。
自分がいいなぁと思って撮った写真には、被写体だけではなく、いいなぁって感動した自分自身が写っているんだなぁて思えたのです。感動した自分がその写真の中にいるから、あとになってその写真を見ている自分が再度感動できるんだぁって感じました。

Day One のジャーナルには、その項目がいくつ保存されているのか表示されます。「世界は美しい」ってジャーナルは退職してから作ったものですから、そう長くつかっているわけじゃありません。でも、3年間で、56ありました。本当は、もっと感動した回数はあるに決まっていますが、それでも、56の感動を定着させてきたと思うとうれしくなります。そして、これが、どれだけ増えていくかと思うとわくわくもしてきます。

「自分の写真はヘタだけど自分にとってはいい写真」って気分で、これからもバシバシと撮っていこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました