退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。この記事の初出は、 note.com です。
退職して250日ほど経った
4月に教職を定年退職して250日ほど経過しました。それは、あっという間にすぎていきました。
ある日、空を見ながらふと気づきました。
この1年は本当によく空を見たなぁ
ということにです。
空を見ない日は、一度もなかったんじゃないか？ と本当に思います。
自分は、他の人に比べると、空をよく見る人間だったと考えています。空の美しさが大好きだからです。
在職時は、勤務校について車から降りたら、すぐ空を見上げました。青空を見て美しいと思い、雨雲を見ておもしろいと思ったりしました。ただ毎日というわけじゃありません。ときどき見ることを忘れていることに気づきました。
空を見上げて「ああ、このところ空を見ることがなかったなぁ」と気づくこともあったのです。おそらく仕事が忙しくて余裕をなくしていたのでしょう。
その頃に比べると、退職後は本当に空をよく見るようになりました。
やはり、退職することで自由な時間が増え、気持ちにも余裕ができたからなのだと思います。
そして、空をよく見るようになった理由がさらに2つあることに気づきました。
空を見る回数が増えた2つの理由
写真撮影を学ぶようになった
1つ目は、写真を撮ることを学ぶようになったことです。 RICOH の GRⅢ を購入してから、写真をよく撮るようになりました。 GRⅢ は、コンパクトカメラながら、それなりに高機能であり、かつ癖もあるので、色々と学ばなければなりませんでした。それゆえ、真剣に写真撮影について勉強するようになりました。学んでみると写真ってのは奥が深くて、自分の未熟さを感じながらも、もっといい写真を取りたいと欲するようになりました。そして、そうすることで、ミラーレス一眼カメラ α7C まで購入することになりました。……散在です。
写真を頻繁に取るようになって感じたのは、
世界は美しい
ということです。自然にも人工物にも美しさがあるのだということに気付かされました。
そして、その中でも特に美しいものが空なのだと思うようになりました。ゆえに、頻繁に空の写真を撮るようになりました。日が昇る前の東の空、昼の明るい青空、日が傾いたときに陰影を見せる雲、今にも雨を降らしそうな黒雲、……毎日空は違った美しさを見せてくれました。
退職してから、健康維持のために毎日、散歩かポタリングを1時間以上行うようにしています。そのときには、最も小さいデジカメ WX300 か、高機能で中間サイズの GRⅢ か、 ミラーレス一眼の α7c のいずれかを持っていくようになりました。そして、最も頻繁に撮る写真が空の写真になりました。
今日の空は美しいなぁ。どこをどう撮ったらその美しさを切り取ることができるかなぁと思いながら、散歩したりポタリングすることが増えました。
俳句を学ぶようになった
空を見る回数が増えた2つ目の理由は、俳句を学ぶようになったということです。
尊敬する大先輩のお誘いから句会に行くようになり、俳句を作ったり選んだりするようになりました。
基本、マイナス思考の俳句ってのは作りたくありません。ステキなことやステキなものを俳句にして詠めたらいいなぁと願っています。
散歩やポタリングをするときに限らず、色々なときに俳句のネタになるようなものをさがすようになりました。
となるとやはり、美しいものを求めるようになり、自然と空を見るようになりました。
空は本当に美しい。特に、太平洋側の秋、冬の空は、他の何ものにも代えられない美しさを見せてくれます。
それを、なんとか言葉として結晶化させ俳句を作ろうと思っています。けれど、それがなかなかむずかしい。自分の言語センスのなさを思い知らされながらがんばっています。
秋空が、青くて広くてまた青い
最初の頃に作った句です。
空が美しいから
結局の所、写真で表現するか、あるいは俳句で表現するかのちがいはあれど、空が美しいから、在職時以上に空を頻繁に見上げるようになったということです。
現在は、西洋絵画の勉強をしています。描く方ではなく、鑑賞する方にとどまっているのですが、いつかは自分で描いてみたいとは考えています。そうなると、きっと空を描きたくなるに決まっています。
モネみたいな空を描けるようになりたい……その大きすぎる夢により、もっともっと空を見る回数が増えていくのだろうと思います。
……今朝(12/10)の空は、普段見る朝焼けとはちょっと違った感じで赤みを帯びていて美しかったです。
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