最近の幼児雑誌の付録ってよくできている。日本人のすごさを感じた!

孫を連れて娘が帰省して来た。

年末なので、娘が帰省してきました。1歳ちょっとになる孫娘を連れてです。「孫は子どもよりもかわいい」っていう話をよく聞きますが、全くその通りだと実感しています。まさに、「目に入れても痛くない」ってやつです。

昨日、妻が、娘と孫を連れて、買い物に出かけました。勿論、新型コロナ・ウィルス感染予防の対策を十分にとってです。そこで、孫にせがまれたのでしょうか、幼児雑誌を買ってきました。「ベビーブック2月号」です。

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付録組み立て係はじぃじ。

買い物から帰った妻の最初のセリフは
「はい、これ。〇〇○ちゃん、じぃじが、付録作ってくれるって。」
そう、何の理由も、根拠もなく、私が、付録をつくる係に任命されました。

まあ、普段も、プラモデルを作ったりしていますから、それくらいはいいだろうと思って、早速作り始めました。……孫がかわいいので、最優先になるのはいたしかたありませぬ。

今の付録はよくできている

作り始めて色々と気づきました。今の付録はよくできているのです。

  1. 組み立て説明は雑誌本体と別冊
    まずやるなぁと思ったのは、組み立て説明は保護者向けの薄い冊子の中に入れられていたことです。雑誌の中に説明が入れられると、組み立て中は、子どもが雑誌本体を読むことができなくなります。別冊になっていれば、子どもが雑誌を読んでいる間に、保護者は組み立てることができるようになるわけです。
  2. 紙以外の部品の使用
    付録の袋を見て驚いたのは、プラスチック製の部品が入っていることでした。私が、子供の頃にも子供向けの雑誌に組み立て式の付録がついていました。当時は、部品の大半が紙でできていました。当然、紙を折り曲げて作る部品ですから強度には問題があり、可動部を何度も動かしているうちに壊れてしまいました。今回作った「アンパンマンキャンディクレーンゲーム」では、可動部がプラスチック製の部品となっていました。2つのパーツで構成されていますが、大きめにできているので幼児が誤って飲み込むことはないようになっていました。また、クレーンゲームですから、ガラスを模した透明樹脂が使われていました。これがあるとないとでは大きな違いがあります。透明な樹脂を通して中を見ながら思うように中身を動かせない! ってのがクレーンゲームの醍醐味です。だから、この透明パーツの価値は大です。
  3. 接続部分の工夫
    紙やプラスチックのパーツの接続部分は、基本的に差し込む形式になっています。この接続部分がよく考えられていて、その場所にあったパターンがつかわれていました。強度を要するところには、差し込みを一度折り曲げて差し、差し込んでから再度追った部分を開きはずれないようにするパターンが採用されています。また、紙製部品全体を曲げてから差すところは、差し込みやすいように受けの部分がある程度の余裕を持った穴にしてあります。強度、組み立てやすさを配慮しての設計であると感じました。故に、昔の付録よりも作りやすくて壊れにくいというのが私の印象です。孫は幼いので、扱い方次第ですぐに壊れてしまうことが考えられました。故に、接続部分には目立たないマットタイプのセロテープを貼って補強しました。が、必ずしもそれが必要であるとはいえない感じでした。
  4. よく考えられている
    下の画像を見ていただけばわかるかと思いますが、この付録よくできています。限られたパーツで構成されていますが、ちゃんと幼児が楽しめるようになっています。プラスチックパーツについているポケット部分を右側に寄せてキャンディを模した部品を乗せます。うまく乗ったら、左側にポケット部分を移動させ再度ポケットを回転させてすべり台状になっているところにキャンディを落とします。その際、キャンディが引っかかることはありません。出したキャンディを補充するための穴も大きめにできていて幼児でも簡単に入れられます。
完成

こういうのを作れるの日本人だけじゃないかな?

数十年ぶりに付録を組み立てながら思ったのは、

「こういうもの企画し設計し製作できるのは日本人だけじゃないか?」

ということでした。付録の中には、限られた条件の中で精一杯読者を喜ばせようとする努力が強く強く感じられました。毎月こういった付録付きの雑誌を発行するってのは、すごいことだと思います。

組み立て係にさせられたじぃじは、その作業により日本人のすばらしさを感じることができました。

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