私が現在やっている日々の記録のとり方とツール

先に言い訳

 自分の日々の記録の仕方についてまとめてみました。
 思ったよりも難しく、説明が十分ではありません。まあ、自分のために書いた部分が大なのでご容赦ください。


日々の記録を取るメリット

 毎日、日々の記録を取っています。荒く言って次の2つのメリットがあります。

  1. 出来事や自分の行動・思考、そして新たにインプットされたことを再確認し近い将来活かせる形にする。。

  2. 上記のものを、後で使えるような形で記録し、いずれ役立てられるような形にしておける。

 日々の出来事などを再確認することによって、やるべきことを予定に入れたり、タスクを再構成したりできます。つまりは、「段取り」をつけるということです。毎日やることで、効率的に生活ができるようになります。それは、ストレスを抑えることにもつながります。

 また、日々の記録を使えるような形で記録するのは、その日の出来事が将来に役立てられる形でストックできるということです。すぐには使わないけれど、いずれ役に立てられる……つまり、短時間の検索で使えるような状態にしておくということです。

日々の記録の大雑把な流れ。

 日々の記録は大雑把に次のように行っています。

 <その場で入力> 手書きのメモ帳(現在は、薄型システム手帳)とiPhoneアプリ StackOne

 <一日の終りに整理> Dynalist

 <保存> Evernote と Scrapbox、そしてメモ帳

その場での入力

 何かをやった時、何かを考えた時、何かを知った時、できるだけその場でどんどん記録するようにしています。その場合は、2つのツールを使っています。ひとつは、手書きのメモ帳、もう一つは iPhone の Scrapbox というアプリです。
 その場で記録するのには、アナログだけとかデジタルだけとかでやるのは無理だと感じています。
 手書きのほうが良い時もありますし、デジタルの情報の形にしておいたほうが良いということもあります。
 手書きには手書きの良さがあります。図式的に書くことができますし、絵を描くのも楽です。(写真は意外と後で扱いにくい印象を受けています。) iPhoneよりも起動も早いです。それに、人前で入力する時、iPhoneを操作するってのは、なんか「こいつ何やってんだ?」って思われそうな気がしてやりにく場ってのもあります。……教員は、授業中にiPhoneを取り出して記録するってできませんよね。
 デジタルにするメリットもあります。検索がとにかく速いってことと、 StackOne を使った場合、1つの Evenote のノートに、 毎度毎度入力したことが、逐次蓄積していく形で記録できることです。朝、思いついたことを入力、昼に食べたものを入力、午後に子どもの記録を入力……と時間を空けて入力したことが、1日の終りには1つのノートにまとめて保存される形です。これは、後で整理する時に楽です。

一日の終りに整理

 一日の終りと書きましたが、夜に予定が入ったときにはできません。早朝にやっています。
 上記のように様々なことをメモ帳と、 ScrapOne のノートに記録したことを、整理します。
 この時使うのは、 Dynalist というサービスです。無料で使えるアウトライナーです。
 私は、この Dynalist 上に、日記→年→月→日 というツリー構造を作り、記録しています。
 さらに、日は次のようになっています。

 日-+-予定
   +-要約
   +-基本-+-天気
   |   +-起床時刻と就寝時刻
   |   +-勤務時間
   |   +-体重や体脂肪などの健康情報や楽器の練習時間、飲酒量
   +-事実-+-仕事
      +-遊び
      +-研究
      +-その他

 それぞれに、項目があれば、ツリーは細分化していきます。

 アウトライナーを使うことで、自分の日々の事項が整理できます。テンプレートが決まっているので、事項の分類はある程度形式的に行うことができます。

 このとき、予定の再確認やタスクの再構成をします。
 依頼された仕事があったら、それを記録すると同時に、Google カレンダーやタスク管理アプリの「たすくま」に振り分けてしまいます。
 こうすることで、後でやるのを忘れていた! というピンチを迎えずにすむようになります。

保存

 上記の日次レビューによる記録が Dynalist で完成すると、それを3つの形で記録します。
 一つは紙にプリントアウトして手帳につけます。現在は、バイブルサイズの薄いシステム手帳を使っているので、リフィルに打ち出しそれを綴じ込んでいます。
 デジタル情報は検索が早いといっても、実は、直近で記録したようなものはアナログのメモ帳を見たほうが速いってことがしばしばあります。
 他に、Evernote に1日1ノートでコピーします。Evernote は、なんでも放り込める良さがあります。「ずっと前のあれって、どうなったっけかな」というようなことを検索するには、Evernote が便利です。
 さらに、最近は、 Scrapbox という無料のサービスを使っています。これは、 Wiki の派生版といえるようなものですが、ノートとノートの関連付けをするのが簡単になっています。詳細は、他のページで見ていただくとして、記録の中に #国語 とか #作文 とかのタグを付けると、 「国語」「作文」といった別のノートに瞬間的に紐づけされます。作文の指導の記録を書いて #作文 というタグを付けると、別に作った「作文」のページに今書いた日記がリストアップされるという感じです。(説明が難しい)
 Scrapbox を使うようになったのは、Evernote が個々のノート同士の関連を見るのに不便であるということがあるからです。
 自分が気づかぬノート同士の関連を Scrapbox があぶり出してくれるようなので使うようにしています。
 ただ、そのあたりは、まだ十分にできていません。
 いずれ、関連を活かせるだろうと考えて、Scrapbox にも1日1ページ(ノート?)でコピーしておきます。

記録を活かす例

 上記のような記録を活かした例を簡単に紹介します。

通知表の所見書き

 教員には、通知表を作る仕事があります。その中に所見を書くという作業があります。いわゆる「学校から」の欄です。
 子どものがんばったことや成長したことを文章で書きます。特徴のある子についてはいくらでも楽に書けるのですが、そうでない子はやはり大変です。
 でも、日々の記録を取っているので、ネタを検索するのが速くできます。
 例えば、日々の記録に次のようなものを入力しておきます。

持久走の練習を頑張っている子、 #青木 #青山 #青島 #青森

 で、成績づけのときに、「青山くんは、何かネタがあったかな?」と困ったら、即検索して上記の一文を見つけることができます。さらには、「持久走」で検索すると、どの子がどれだけの頻度で検索されるかによって、特に頑張っている子をさがすこともできます。

旅行に出かけるときの便利帳

 旅行に出かける時に、毎度持ち物を考えるのは面倒です。
 だから、 Evernote の「旅行(泊)の持ち物」というノートを作っておいて検索します。そして、旅行中、日々の記録に

iPhoneの充電ケーブルは、1本だと足りない。iPod も同時に充電したいから

などと入れておくと、後で「旅行(泊)の持ち物」ノートを改定することができ、その後の旅行に役立ちます。

 さらに、次のような日々の記録をします。

8:45○○駅発 の電車、ホームの黄色い番号6番から乗車すると、楽に座れ、○○駅で乗り換えるときには、すぐに階段から別のホームに移ることができた。

 この記録は、 Evernote の「旅行、○○駅→東京 電車」のノートに日付とともに追記します。
 次の旅行の時、どの電車を使いホームのどこに立つといいか参考になります。

最期に言い訳

 やはり、わかりやすく書き出すのは難しいです。
 それでも、最後まで読んでくださった方には大感謝です。
 少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。

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