ソコタノ日記:考え方を変えれば、雨の散歩も楽しくなる

退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。初出は、 Note.com です。

ソコタノ日記:考え方を変えれば、雨の散歩も楽しくなる|phantasien
退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。 天気予報では、なかなかに強い雨になるという話で…… 今日2021/05/27(木)は、朝から雨が降っています。 天気予報では、午後から、より強く降ると言っていました。でも、外に出る用...

天気予報では、なかなかに強い雨になるという話で……

今日2021/05/27(木)は、朝から雨が降っています。
天気予報では、午後から、より強く降ると言っていました。でも、外に出る用事がひとつだけありました。
前年度担任した子どもの保護者からいただいた手紙の返信を投函しなければならなかったのです。返信そのものは、昨日の午前中に書いてしっていたので、そのまま午後に出すつもりでおりました。けれど、午後、出かけるときに、ちょいと急いでしまい、その封筒を持つのを忘れたのでした。帰宅してから出しに行くということを考えなくもなかったのですが、そのためだけに外に出るというのが億劫で、そのままにしてしまいました。翌日(今日)に雨が強く降るということを知っていたのですが……。

出かけるのをやめちゃおうかなぁと思ったんだけど……

今朝、起きてみたら予報通りの雨。まだ4時くらいはそれほど大したことはなかったのですが、食事を終えた7時くらいには大粒の雨に変わっていました。丸一日雨が降るんだから、今日は、出かけるのをやめて、一日自宅でのんびり雑用を片付けようかなぁ……作っているプラモデルもあることだし……、積ん読にしてある本の数も結構あるし……。
ただ、保護者の手紙への返信は出さなきゃならないかなぁと思わなくもありません。でも、特別に急ぐような内容ではないので、明日出すことにしてもいいのが事実。散歩を兼ねて投函しに行くというのには、強すぎる雨。やめちゃおうかなぁと思いました。

運動兼ねて、ちょいと出かけるとするか……

ただ、丸一日出かけないとなると、やはり運動不足になってしまいます。早朝の腹筋や腕立て伏せ、スロー・スクワットは終えていましたが、その程度で運動したとはいえません。そこで、手紙をポストに投函しに行って、すぐに戻ってくることにしよう! と考えました。自宅から近くのポストまでは、歩いて5分程度です。往復10分では、普段の1時間の散歩に比べれば大したことありませんが、やらないよりはマシという感じになります。
長靴を履いて、お気に入りのキース・ヘリングの傘を持ち出して、手紙をウェスト・バッグに入れて出発しました。
雨は、なかなかの大粒。頭とかは傘があるので濡れなくて済みそうですが、ズボンのふくらはぎのあたりは、濡れてしまいそうな感じがしました。

ポストに投函しようかとしたけど……

5分くらい歩いて近くのポストのところに着きました。手紙が濡れないように気をつけて入れようと思ったのですが……そこで、ちょいと迷いが生じます。

この程度歩いたくらいでは大した運動にはならない。せめて、一番近い郵便局まで歩いてみようか

そこまででも、ちょいと服が濡れました。それ以上歩けば、確実にもっともっと濡れてしまいます。それでも、歩いてみようかという気分になりました。郵便局までは、歩いてプラス10分程かかります。これにより、往復30分の散歩(運動)になります。悪くはありません。

雨の日の敵は、雨そのものではありません。本物の敵は、水たまりを通る自動車です。人の良いドライバーさんならば、歩行者がいることに気づいて徐行したり、離れたところを通ったり、水たまりを避けたりして水を跳ねることを抑えようとしてくれます。が、どアホな運転手は、歩行者に水をはねてかけてしまうということを想像する力が欠如していますから、平気でスピードを出したまま通過していきます。水に濡れるのも嫌ですが、その無神経な運転態度に苛つかされます。うんざりします。

今日は、比較的に人の良いドライバーさんばかりだったので、嫌な気分になることはありませんでした。それもあって、郵便局までそのまま歩き続けました。

手紙を投函して用事は済んだんだけど……

郵便局に到着し、手紙を投函しました。自宅近くのポストよりも、郵便物の取り出しの回数が多いので、到着が少しだけ早くなることもあるかなぁなどと考えました。後は、帰るだけです。ここで、また、考えが変わります。

堤防の横の道は、自動車が通らないから嫌な気分にならずに散歩を続けられるんじゃん。

郵便局から少し足を伸ばすと、堤防の横の道に出ます。その道は、自動車の通行ができません。水をかけられることを避けられます。横をバイパスが走ってはいますが、少し離れているので、通行する車の跳ねる水がとどくことは考えられません。ならば、散歩を続けてもいいんじゃないか? と思えました。

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結局、1時間散歩することになった

堤防横の道を歩かなければ、15分で帰ることができます。でも、やはりそちらの道を歩いてみることにしました。シャツの背中やズボンのふくらはぎのあたりはかなりぬれていましたが、散歩を続けました。
結局、1時間散歩することになりました。つまりは、いつもと同じです。

なぜ、10分で戻るはずが、1時間の散歩になったのでしょう? 一番の理由は、

散歩そのものが楽しいから

ということになるのだと思います。雨で濡れるのは事実です。でも、歩きながら考えました。

濡れるのは、自分にとってマイナスなことなのか?
そんなに悪いことじゃないんじゃないの?
雨が降りゃ、濡れぬのが当たり前。当たり前のことを、マイナスに考えなくてもいいんじゃないのかな?
むしろ、歩くことは、結構楽しいし、気分がいい。
雨でも散歩が楽しくなるってことあるんじゃない。

雨が降る → 濡れる → 嫌だ と考えがちですが、本当に濡れることは嫌なことなのか? と疑ってみると、そうでもないんじゃないか? って思えました。実際、心も身体も、楽しさを味わっていました。

はじめは、手紙を出すことが目的だったはずですが、いつの間にか歩くことそのものが目的になっていました。考え方を変えることで、手段が目的になって、自分の気分が良くなるってこともあるのだと思いました。

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