ソコタノ日記:老人介護施設で二胡を演奏して考えたこと。

施設で演奏をしてきた。

昨日(6/30)に、二胡を習っている仲間と老人介護施設で演奏をしてきました。
施設訪問では、あまり難しい曲はやらず、お年寄りがよく知っているような曲を中心に演奏します。こういった演奏では、お年寄りが好意的に聴いてくれますからいつも楽しく弾くことができます。個人の発表会のように緊張することもあまりなく、ミスしてもまあいいかぁって感じで演奏できます。

演奏しながら感じたこと。

私たちの演奏を聴きながら一緒に歌ったり、手拍子をしてくださるお年寄りの様子を見て、反省したというか考えたことがありました。
こういった演奏では、どこかに「お年寄りに演奏を聞かせてあげる」という思いが生じます。「ボランティアでお年寄りを喜ばせよう」というような思いを持ってしまうのです。
お年寄りは、体が思うように動かなくなったり、認知症がいくらか入ったりして、表情や動きには大変さが感じられます。子どもみたいな感じに見えることもあります。

でもでも、考えてみれば、そのお年寄りたちが今の世の中を作ってくれたのです。元気な頃に身を粉にして働いてくれたからこそ、豊かな今があるのです。
そう考えると「演奏を聞かせる」とか「喜ばせる」という考え方が不遜なものに感じられるように思いました。
故に、そのあとは、より一生懸命弾くようにして、一緒に楽しむようにしました。

演奏を全て終えた後、アンコールをいただいたのですが、その準備をしていませんでした。そのため、一度演奏した曲「上を向いて歩こう」を再度演奏したのですが、お年寄りたちは曲に合わせて歌ってくれて、とても楽しく演奏を終えることができました。
人生の先輩には敬意を払うこと忘れちゃならないと思いました。

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