ソコタノ日記:ノウハウを学び直してパワーアップする

曲がある程度弾けるようになってからレッスン動画を観る

二胡の個人発表会向けに練習を始めた

15年以上、二胡の練習を続けています。在職中はなかなか練習時間を作れませんでしたが、今は退職したので毎朝30分から60分程度練習しています。……だからといってうまく弾けるというわけでもありませんが。
7月に一緒に学んでいる仲間と内輪で個人発表会を行います。自分で曲を選び仲間の前で一人で演奏するというものです。
今年、自分は名曲”The Entertainer”に挑戦することにしました。
ウェイウェイ・ウーさんのWeiWei’s Music Boutique で楽譜、カラオケ(二胡のパートだけ抜いた伴奏)、模範演奏、レッスン動画を購入し練習することにしました。

WeiWei's Music Boutique
美しく哀愁帯びる二胡を通じて多くの皆さんと出会えたこと、 私の活動の原動力と元気の元になり、いつも感謝をしております。 このショップにて、私が監修した二胡の楽譜、伴奏音源、二胡愛好家のみなさんに、より奏でやすいよう、 私が解説する各曲のレク...

テンポがそこそこに速い曲で、自分の技量では弾けるようになるかならないかぎりぎりって感じです。

これまでの発表会の練習では、最初からレッスン動画を見ながら練習を進めるようにしてきました。
けれど、今回は、動画を見ずに模範演奏を聞きながら楽譜を見て練習するようにしました。
その理由は、動画を見ても曲のテンポの速さについていけないだろうと思ったからです。ある程度のスピードで曲を弾けるようになってからレッスン動画で学ぼうと考えたのです。

ある程度弾けるようになってから動画を見ると……

で、毎日60分前後練習することで段々と曲の雰囲気がわかるようになり、模範演奏に合わせて弾けるようになってきました。もちろん、まだまだミスは多いし、テンポが崩れることもあるのですが、それでも、とりあえず最初から最後まで模範演奏に合わせられるようになりました。
そこで、レッスン動画を見ることにしました。すると……

なるほどなるほどと思えることがいくつも見つかりました。
動画を見ながらメモしました。

「出だしの1音目はビブラートをかけないが、2音目は今からはじまるぞって期待を高めるためにビブラートをかける」
「この部分は弾むように弾く。弾むように弾くってのは付点を入れて弾くような感じにする」
「ゆったりした部分はそれまではずんできたことを忘れ、2倍ゆっくりするつもりで弾く」

おそらくまだほとんど弾けない状態だったら、言葉としてはわかるかもしれないけれど、その意味の大事さをまっすぐに受け取ることはできなかったのだろうと思います。見れども見えずになったにちがいありません。

積み重ねた練習経験がレッスン動画の内容をより深く理解できるようにしてくれたのだと思いました。

カメラ GRⅢ の使い方は大体わかったつもりになってマニュアル本を読んでみた

二胡の練習と似たような経験を同じ日にしました。

独学の休憩時間に RICOH GRⅢ の解説本をちょいと読んでみたら……

退職後の生活は、基本的に午前中独学、午後体力づくりと遊びという形で過ごしています。
現時点では二胡の練習、俳句作り、Python プログラミングを必修とし時間が残っていたら美術史や論理学、英語、写真、絵画の勉強などをするようにしています。
ポモドーロ・テクニックを参考に25分やったら5分の休憩をとるようにしているのですが、5分の休憩も大事にしたいので、ちょっとした筋トレをやり残った時間を片付けや既読の本をぱらぱらめくるなんてことをしています。

例によって休憩時間に筋トレをした後、書架の既読の本の並びから「RICOH GRⅢ PERFECT GUIDE」を手に取りぱらぱらとめくってみました。たまたま選んだだけです。

Bitly

すでにAMAZONでは品切れのようです。(割高)

目からウロコがぽろぽろと

すると、わかっていたつもりの GRⅢ の使い方についていくつもの学びを得ることができました。

  • 自分の場合フルプレススナップは2.5mがよさそう。
  • ホワイトバランスで意図的に雰囲気を替えて撮る。
  • 人を撮るなら35mm、50mmのクロップを使ってみる。
  • プログラムシフトを使う意味。
  • イメージコントロールを編集時だけではなく撮影時も利用する。

などなどです。
GRⅢを購入したばかりの頃、すでにこの本は3回位目を通していました。不遜な言い方ですが、この本から学ぶことはもうないかな? って思っていたのです。
が、改めて読み直してみると、自分はこの本の内容を50%も理解していなかったんだろうなぁと思いました。

経験するから見えてくることがある

ノウハウを簡単に得られるようになったけど

今は、ネットで様々な情報を得ることができます。どんなことについても、初心者がノウハウをさがして学ぶことができるようになってきました。
私も、様々なことについて、ネットから学びを得ようとしてきました。
が、上記の2つのできごとによって感じたのは、

経験するから見えてくることがある

ということです。言い換えれば、いくらノウハウ記事を読んだとしても経験していない場合は見えてこないことがあるということになるのだと思います。

初心者レベルではどうしてもより効率的に前進したいからノウハウものをさがし、そこから学ぶようにしてしまいます。それ自体は悪いことじゃありません。
ただそれでいくらか経験を積んで成長してくると、そのノウハウ記事からは学ぶことがないって思いこんでしまいます。
けれど、実際には、経験を積んだ上で学び直すことで新たに見えてくることがたくさん見つかります。
経験し少し成長した時点で再度ノウハウについて学び直すとより学びが広く深くなってくると感じました。

これからも、たくさんの経験を積み、ときどきわかった気になっていたことについて学び直してみようと思います。

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