ソコタノ日記:フォールディング・バイクで行こう! その1 フォールディング・バイクを整備した

退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。初出は、 Note.com です。

ソコタノ日記:フォールディング・バイクで行こう! その1 フォールディング・バイクを整備した|phantasien
退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。 フォールディング・バイクを久々に出すことにした 退職して、毎日1時間以上、散歩するかポタリングをするようにしています。ポタリングってのは、自転車での散歩です。 自転車で走るときは、普...

フォールディング・バイクを久々に出すことにした

退職して、毎日1時間以上、散歩するかポタリングをするようにしています。ポタリングってのは、自転車での散歩です。

自転車で走るときは、普段づかいのクロスバイク、 #ESCAPE RX2 ばかり使っていました。台湾のジャイアント社製の乗りやすい自転車です。この自転車で何の問題も感じていなかったのですが、久々にフォールディング・バイクを出すことにしました。フォールディング・バイクってのは、折り畳み自転車のことです。私のフォールディング・バイクは、KHS社の WESTWOOD というモデルです。あまり他の人が乗っているのを見たことがありません。

若いときに、この自転車を持って電車に乗り、あちこちを走るつもりで購入したものです。(輪行っていいます。)実際には、そう多く輪行したわけではありませんが、一番遠いところでは、本四架橋のしまなみ海道(70kmほど)を渡って、四国を走りました。……自力で本州から四国へ渡ったというのには意外と感動がありました。

輪行以外では、家庭訪問のときに WESTWOOD をよく利用したものでした。勤務校まで車で運び、家庭訪問中は学校に置きっぱなしにして使いました。家庭訪問では、多いときで1日に10軒くらい訪問することもあり、自転車での移動が楽でした。フォールディング・バイクは、買い物自転車に比べて走りやすいですから、とても重宝しました。妻と自分との家庭訪問の時期がずれているときには、妻も、この自転車を使っていました。

ただ近年は、家庭訪問で他の自転車を使ったり、家庭訪問そのものがなくなったりして、活躍する場がなくなっていました。

退職して、何度も ESCAPE RX2 で走っているうちに、今後は、フォールディング・バイクを使ってちょっとした輪行を楽しもうかなぁと考えるようになりました。本四架橋のように遠いところまでいかなくても、ちょっとだけ離れた駅まで自転車を運び、知らないところをのんびりと走るってのが楽しそうです。
 ESCAPE RX2 も前後輪をはずせば輪行することは可能になりますが、それでも肩に担いで運ぶのには大きくなります。お気楽に輪行するならば、フォールディング・バイクの WESTWOOD を使ったほうがいいと思いました。

WESTWOOD を整備する

WESTWOOD は、長い間、家の中に置いていたのですが、リフォームする関係で、外の自転車用テント? に出されることになりました。それからしばらく姿を見なかったのですが、だいぶ傷んでいました。

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雨こそかからないようになっていましたが、露によって、よごれがこびりつきフレームはまだらによごれていました。チェーンが錆び、タイヤの空気は抜けきっていました。

幸いタイヤとチューブはまだ使える状態だったので、空気を充填しました。フレームの汚れは、軽く濡らした布でこすって落としました。チェーンには専用の油をさしました。さらに、小型のミラーもハンドルに付けました。本当は、ESCAPE RX2 用に購入したものなのですが、とりつけられなかったのでとっておいたものです。

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ブレーキの状態も問題がないことを確認し、これで、なんとかいけるかな? と考えて試乗することにしました。

問題発生!

ところが、走り出して10mくらいして問題が発生しました。後輪側のシフトができないのです。
具体的に言うと、長いこと使っていなかったため、シフト・ワイヤーがさびついて動かなくなっていたのです。自転車乗りの方は知っていると思いますが、シフト・ワイヤーというのは、外側のアウターという筒状のワイヤーの中に、針金状? のインナー・ワイヤーが通って作動するようになっています。手元の変速レバーやグリップを動かすことでインナー・ワイヤーが引かれたり緩められたりしてギアを変えるようになっています。このインナーとアウターが錆びついてくっついてしまい動かくなっていたのでした。

ならば、ということで、一度ギアからインナー・ワイヤーをはずして引っ張ってみることにしました。錆びついているならば思い切って引っ張れば動くだろうと考えたのです。

……ところが、うんともすんともいいません。ペンチで引っ張ってみてもだめでした。錆びたのではなくゆう着してしまったのかもしれません。

ならば、面倒だけどインナーとアウターそっくり取り替えてしまえばいいだろうと考えました。シフト・ワイヤーは、これまで何度も取り替えたことがあります。まずはと考えて、ハンドル側のワイヤーを外すことにしました。

ところが、ここでさらに問題発生です。私の WESTWOOD はグリップ・シフトになっていたのです。レバーを押すのではなくグリップをひねってシフトするタイプです。
これまで、レバー式のものしか交換したことがなかったので、やり方がわかりません。レバー式ならば、ちょっとさがすと、中にアクセスできるような窓があり、そこを開いて簡単にワイヤーの交換ができるのです。でも、グリップ・シフトだと窓にあたるところががないのです。

インターネットで検索すれば、交換する方法がわかるだろうと思って調べてみました。ところが、私のグリップ・シフトは古いので、同じものが見つけられませんでした。ヒントのようなものは見つかったのですが、それが、私のものには通用しませんでした。

自転車屋さんで直してもらった

やむを得ず、車で自転車屋さんまで持って行って、修理を依頼しました。まあ、これから長く乗ることを考えて、他に問題があるようだったら一緒に修理することも頼んでおきました。餅は餅屋にまかせるのが一番です。

翌日、散歩を兼ねて歩いて WESTWOOD を取りに行きました。ワイヤーの交換だけですんだので1800円くらいで直りました。他には問題がないようでした。
自転車屋さんと話をしたところでは、グリップシフトの一部のプラスチックをめくるとたいこ(ワイヤーの端)がおさまるところが見えるようになり、そこからワイヤーを通せば交換できるということでした。……そんなの知らなかった。もっとわかりやすく作ってくれぇ。

ペダルが重い

自宅まで WESTWOOD で帰ったのですが、そこで感じたのは、ペダルが重いということでした。これは、傷んで負荷が大きくなったというよりも、このところずっと乗っていたクロスバイク ESCAPE RX2 に比べ重く感じるということのようです。
フォールディング・バイクは、見た目は小さいですが、重さは、クロスバイクと対してかわりません。(図ったら重いかも)。いくら専用に作っていると言ってもフレームの強度は落ちます。タイヤも小さくなります。クロスバイクよりずっと走りは重いのです。

若い頃ならともかく、60歳を過ぎた今、この自転車で長距離を走るのはちょいと無理かなぁと考えながら帰宅しました。

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