ソコタノ日記:YOKOSUKA 軍港めぐりに行ってきた。

定年後の生活をそこそこに楽しむソコタノ日記です。この記事の初出は、note.comです。

ソコタノ日記:YOKOSUKA 軍港めぐりに行ってきた。|phantasien
定年後の生活をそこそこに楽しむソコタノ日記です。 横須賀に行ってきた 息子が横須賀に住んでいるので、東京に遊びに行ったついでに部屋に泊めてもらうことにしました。横須賀に遊びに行くときにはわくわくします。なぜならば、日本海戦のフラッグシップ三...

横須賀に行ってきた

息子が横須賀に住んでいるので、東京に遊びに行ったついでに部屋に泊めてもらうことにしました。横須賀に遊びに行くときにはわくわくします。なぜならば、日本海戦のフラッグシップ三笠と軍港めぐりがあるからです。
横須賀に遊びに行くときには、ほぼ確実にその2つに行くようにしています。

世界三大記念艦「三笠」公式ホームページ | 神奈川県横須賀市
YOKOSUKA軍港めぐり

2022年9月30日(金)に横須賀の街で一人で遊ぶことにしました。息子は、この日仕事になっていたので一緒に遊ぶことができなかったのです。
それでも、横須賀の街には何度か遊びに行っているので、おおよその様子がわかります。
午前中はやることがあって、遊び始めたのは昼頃から。軍港めぐりのチケット売り場があるコースカベイサイドストアーズでかーるく昼食をとりました。急げば13時出港に間に合いそうでしたがそこは退職の身、時間はそこそこにあるので、最終の15時出港に間に合わせればいいと考えました。それまで2時間ほどあるので、歩いて三笠公園へ。1.2kmとちょっと距離はありますが、いつも散歩している私もとっては大した距離になりません。どぶ板通りの店を見ながら歩けばあっという間に到着します。
世界の海戦史上最大のワンサイドゲームとなった日本海戦。その日本のフラッグシップが三笠です。1時間ちょっとでは観るのに時間が足りませんでしたが、3月にも一度遊びに行っていたので、この日はかーるく時間つぶしのつもりで記念艦三笠を見て回りました。そして、コースカベイサイドストアーズにもどりました。

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日本の誇り 記念艦三笠 残念ながら艤装はあとから修復されたもの
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当時の戦艦の船首はこんな形

軍港めぐりはめっちゃ楽しい!

平日なので余裕かな? と思っていたのですが、チケット売り場のお姉さんと話をしたところ結構チケットが売れているとのこと。この軍港めぐりはなかなか人気があるのです。休日ならば、絶対に事前に予約する必要があります。
出港まで20分くらいはあったでしょうか? 桟橋の前にお客さんが列を作って待つことになるのですが、この日は結構暑い。できれば外で並びたくないなぁと思っていました。が、どうも早めに並んでいた方がよさそうなのでならぶことにしました。
他の遊覧船なんかもそうですが、船のどこにのるか? ってのは、結構大切です。見やすいところとそうでないところがはっきりしていますから。
これまでの経験より、2階席の右舷前方が一番よく見えるということを知っていましたので、早めに並ぶのは大事です。
幸いにも桟橋前の列を作るところにはパラソルが立っていたのでそこの下に入れば暑さもしのげそうでした。
チケットを持って桟橋の前に移動。並んでいるのは15人ちょっと。位置としては悪くない感じです。私のあとにも10人以上が並んだのですが、その後から団体旅行の人たちが来たので、どっと人数が増えました。
早めに並んで大正解! しばらくしたら前の回の船が戻ってきました。

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前の回の船が到着。パラソルがあったので暑さもなんとかしのげた。

右舷前方の席がオススメなわけ。

検温し、自分でチケットの半券をちぎってわたして乗船です。
前に並んだ人たちは、平日に来るくらいですから、やはりリピーターのよう。カメラも一眼の立派なものをお持ちでした。みな狙いは同じ、2階席右舷前方でした。私は少々遅れをとっていましたが、幸いにも右舷前方3列目にお一人で座っている方がいたので、お声掛けして隣に座らせてもらいました。なかなかよい位置です。
なぜ、右舷前方がいいかというと、この軍港めぐりの船は、横須賀の港を左回り(時計と反対回り)で進むからです。左舷からも見えるわけですが、やはり右舷のほうが間近に艦船を見ることができます。左舷側からの景色はどうしても距離が遠くなります。この位置取りはとっても大事です。
勿論、屋内になっている1階席でいいのでしょうが、やはり船は外の方が気持ちがいい。それに写真撮影する時にガラスに反射する影もじゃまになりません。2階席がおすすめです。

潜水艦を見ただけで感動!

出港すると、最初に見られるのは潜水艦です。

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潜水艦を見ただけでわくわくする

日本が世界に誇る潜水艦です。原子力を使わずに長期間潜水することができるガラパゴス的艦船です。写真を見ればわかりますが、番号も名前も書かれていません。全てが隠密行動をするためです。
ここに、2隻か3隻くらいとまっているのですが、この日は1隻だけでした。なーんだっていう気分でした。しかし、しかし、その後にはサプライズがあったのです。

原子力空母は出ていたけれど……

この時期、ならず者の某国がミサイルを続けて発射していたり、自分の国を世界の中心の華だと勘違いしている国が身勝手なことをしていたりしたので、米国の空母ロナルドレーガンは訓練のために出ているということを知っておりました。
見るとわかるのですが、米国の原子力空母はでかいです。軍港めぐりはあまり近づけないので遠くから見ることになるのですが、それでもでかい! と思わせます。この日はその原子力空母が見られないのが少々残念でした。
とはいえ、他の艦船が見られればいいやという気分でおりました。すると……普段見られない艦船が来ていました。

多くの国民の反対を無視して執り行われた元総理大臣の国葬に米国の要人が来ていた関係で、ステルス駆逐艦「ズムウォルト」ステルス沿海域戦闘艦「オークランド」が来ていたのです。ズムウォルトは、日本に初めて来たとのことでした。普段、原子力空母ロナルドレーガンが停泊しているところに2隻がならんで係留されていました。2隻のステルス艦が並ぶというのは、本当にめずらしいことなのだそうです。
ちなみにズムウォルトの建造費はめっちゃ高いのだとか……当初32隻同じ形の船を作る予定だったそうですが、あまりに高額で3隻しか作ることができなかったのだとか。1隻80億ドル(1兆5000億円以上)とのことです。

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向かって右側がズムウォルト、左側がオークランド

ステルス艦はレーダーに映りにくくするために特殊な形状をしています。まるでSF映画から出てきたようです。
これなら、空母ロナルドレーガンが見られなくてもいいやぁって気分になります。

イージス艦は見られて当たり前

軍港めぐりでは、米国海軍の艦船と海上自衛隊の艦船が見られます。どちらも保有しているイージス艦は必ず見られるようです。レーダーを格納している独特の八角形の板が特徴です。はじめて軍港めぐりを体験したときには、このイージス艦に感動しました。

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八角形の板はアンテナらしい

この日のサプライズは、潜水艦

軍港めぐりはだいたい45分間くらいになるでしょうか? その後半に入って、とてもめずらしい景色が見られました。潜水艦が5隻も並んでいる姿です。

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潜水艦5隻が並ぶことはめったにないのだとか

ガイドさんによると「潜水艦が5隻並ぶのを始めて見た」とのことでした。普段隠密行動している潜水艦がこんなにまとまっているなんてことは本当に滅多に無いのだそうです。
潜水艦は、イージス艦とは別の感じで美しいしすごみがあります。それを1日に6隻見られたのは本当にラッキーだったと思います。

ガイドさんがもうひとりの主役

この軍港めぐりでは、普段簡単には見られない艦船をたくさん見ることができます。戦争につかう兵器と考えると怖くなりますが、機能美の頂点にあるものであると考えることができるものです。とにかくかっこいいのです。軍港めぐりの主役は米国や自衛隊の艦船だといえます。
でも、もうひとりの主役がいます。それは、軍港めぐりのガイドさんです。港ですから艦船は出たり入ったりしていつも停泊している船は違います。その状況に合わせてガイドさんは案内をしてくれます。私達が知らないようなことをわかりやすく説明してくれます。
イージス艦の見分け方とか、どの船がどうめずらしいのだとか、さらには、どのアングルで撮るといい写真が撮れるとか。ユーモアを交えて楽しく案内してくれます。まるで TDL のジャングルクルーズの船長さんみたいです。
そして、ガイドさんの案内に合わせて船長さんも船の速度を調整してくれます。上掲の5隻の潜水艦の写真は「もうすぐですよ……もうすぐですよ……はい、ここがベストショット。一度に5隻の潜水艦を写真におさめられます。」とガイドさんが説明してくれて撮ったものです。その時、船長さんが船の速度を落として、写真撮影がやりやすくなるようにしてくれました。
ガイドさんのおかげで、YOKOSUKA軍港めぐりは、何度経験しても楽しめるものになっています。

YOKOSUKA軍港めぐりはめっちゃおすすめ

横須賀方面におでかけになる方には、軍港めぐり、めっちゃおすすめです。
楽しむためのポイントをいくつか挙げておきます。

  1. 休日に行くのならば、事前に予約しておく。1時間おきに出港しているようです。
  2. 出港30分くらい前には桟橋前に並んで2階席の右舷前方に近い席を取る。
  3. カメラは単焦点よりもズーム機能がついているものを持って行く。

私は、この日、愛機 GR3 を持って行ったのですが、28mmの広角なので遠くの写真を撮るのには向いていない感じでした。兄弟機 GR3x か、別の一眼 α7c を持って行ったらよかったのですが、このお出かけでは、別の目的があったものですから GR3 にしていたのです。そのあたりは、ちょいと残念。故に、カメラを持っていくのならばズームがついているものを持って行くことをおすすめします。

とにかく、大人1600円でこんなに楽しめるのならば最高です。横須賀方面にお出かけの方は、軍港めぐりを体験すること、強く強くおすすめします。

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