ソコタノ日記:ミニチュアハウスJason’sキッチン完成

孫娘が選んだミニチュアハウスJason’sキッチン

孫娘達が静岡に遊びに来ていたとき久能のいちご狩りに行きました。帰りに静岡の街によっていろいろと買い物をしました。
静岡セノバの東急ハンズに行って、ミニチュアハウスのキットを買うことにしました。以前ひとつ作っていたので孫娘のために作ってやろうと考えたのです。
いくつかある中で孫娘が選んだのは、Jason’sキッチンでした。これは、どちらかというとパーツが多く値段も高い方のキットです。
他のものを提案しても、孫娘はJason’sキッチンが気に入ったようで放しませんでした。孫娘はじじいと同じで頑固です。故に、それを購入することにしました。

画像
ミニチュアハウスJason’sキッチンのセット

これを書いている 2023/05/04 現在、アマゾンやヤフーショッピングで商品のページを検索してみましたが、倍近い価格で出ていました。可能な方はハンズで購入するのがいいようです。

小物が沢山

Jason’sキッチン、パーツがしっかり作られているので、セメダインのようなアクリル系の接着剤とボンドのような接着剤の2種類を使い分けて組み立てればそれなりに形よく作っていくことができます。
ただし、その小物の種類は多く、また結構細かい作業が必要で手こずりました。

画像
キャビネット

シンクの部分は紙を切って曲げ接着して作ります。それを四角く穴の開けてある天板部分に固定します。ちゃんと排水口にはハトメを埋めてそれらしく見せてあります。水道は太めのはり金にビーズを差して曲げて作ってあります。引き出しは板を貼ってあるだけです。でも、取っ手は細めのはり金をまげてつけてあります。よく見ないとわかりませんが、オーブンの部分は透明な板をちゃんとはりつけ中に写真を入れてあります。グリルも木の板に銀色のシールを切って貼り付けはり金のとってをつけてあります。

画像

椅子や棚も木のパーツをボンドで固定して組み立ててあります。コーヒーミルは茶色の厚紙で箱を組み立て、細いはり金をまげてビーズなどのパーツを接着して作りました。なかなかの細かい仕事です。

画像

水差しとバケツは紙を丸めて作ります。やかんは、赤いパーツに太いはり金を小さく切って貼り付け、細いはり金を取っ手にしています。蓋はハトメ+大きいビーズ+小さいビーズで作られています。どちらかというと、紙の小物作りが大変です。

画像

紙袋も、箱もすべて紙を切ったり貼ったりして作ります。ちなみにラベルは別の紙になっていて後からそれを貼り付けています。……それくらい印刷でもいいんじゃないかと思うんですが……。

画像

缶も筒もフライパンも紙製。本もページを折って作ります。百円玉と比べると結構小さいでしょう?

画像

フライパンはすべて紙を切って曲げて貼って作ってあります。ミトンは、布を形に切って接着剤で張り合わせて作ってあります。全てに細いはり金のフックをつけました。

画像

フルーツは、金太郎飴みたいになっているゴムをうすーくカッターで何枚もスライスし、それを接着剤で固定してあります。瓶の中身は二種類あります。上記のうす−くスライスしたゴムのフルーツをさらに細かく切っていれたものと、黄色と赤の薄い紙をこより状にして、それをこまかく切った物が入っています。コルクの栓も丁度いいサイズに切って差し込みます。ラベルは糊付けです。

画像

ナイフは厚紙を切って銀色のシールを貼り付け、さらに持ち手部分に厚紙をはって作ってあります。ネジに見える部分はペン書きです。

画像

箱も紙製です。後ろの2つのバスケットは紙で作った箱に紙紐を巻きつけ更に布を切って接着して作ってあります。パンと人参も紙製。パンの上のぽつぽつは紙ひもを小さく切って貼り付けてあります。人参の葉は1枚1枚カッターで切って作ります。

画像

右の植物は花も葉も紙を切って丸めて作ります。左の植物はもともとあるドライフラワーみたいなものを切って差し込んだだけです。ほうきは紙ひもを切って爪楊枝にまきつけて作ってあります。

画像

右の植物の花はもともと形ができていたので葉をつけて完成です。こちらは簡単です。右側は花も紙を切って作ってあります。花びらは5枚の紙を重ねてあります。植木鉢はプラスチックの小さな容器に紙紐を巻きつけて作ってあります。

画像

写真は厚紙に後ろ側から貼り付けてつくってあります。左上の植物は難所の一つでした。カッターできれいに2枚揃えて切り、緑色の細いはり金を挟む形で接着して1枚の葉が完成。それらを7枚作って形を揃えてまとめてあります。

画像

電灯づくりと配線はなかなか手強かったです。プラスチックの容器にLEDを差し込み細いコードを固定して収縮チューブでカバーをし、壁沿いに配線してあります。文字で書くと簡単ですが結構気を使いました。カーテンは、布を切ってはしを折って接着剤でとめてあります。蛇腹状に折ってから固定しないと美しくまとまりません。花柄のカーテンの奥にレースのカーテンも付けてあります。

小物を配置して固定して完成!

画像

上記の小物を固定して完成です。100円玉をおいてあるのでサイズ感もつたわるでしょうか? 飾り方については、マニュアルに書かれていますが、あまりわかりやすくはありません。まあ、自分が好きに固定してしまえばいいのだと思います。

画像

あまりに小物が多くて、ひとつひとつの良さが目立たないかなぁという気がしないでもありません。

画像

電灯もちゃんと点灯しました。いい感じです。

画像

屋根をつけて完成です。
屋根を付けないでよく見えるようにするという選択肢もあるかと思います。孫は幼いので触りたくなっちゃうから私はつけることにしました。

作るのは大変だが焦らずにやれば満足できる。

小物一つ一つを作るのに結構な時間がかかります。また、マニュアルを見てもよくわからないところあり、そこには工夫も必要でした。でも、最終的には満足できる形になりました。
早く完成させようとするとイライラしてしまうでしょう。でも、

いつかは完成する。ぼちぼちいこか。

という気持ちで作っていけば最後には完成します。ガンプラのようにカチリ、パチリと気持ちよく組み上げられるわけじゃありません。でも、少しくらい紙を切るのがずれてもまあいいかぁと思えばちゃんとごまかせます。ガンプラ作りにはない楽しさってのを味わうことができました。

ちょいとコツを紹介

で、ミニチュアハウス作りも2基目ですから少しは学んだこともあります。コツというほどのものじゃないかもしれませんが……。

アクリル系の接着剤は爪楊枝をキャップがわりにする

セットの接着剤はちゃんとしています。こういったセットに入っている接着剤はいまいちなものが多く、乾くのに時間がかかったり、接着力がよわかったりするものがあります。
このセットに入っているアクリル系の接着剤は早く確実に接着してくれます。とても良心的だと思います。
ただし、入れ物はもうひとつ使いにくいです。容器のボディーが大きいのでノズル部分に空気が入ると出すまでに何度も振ったりしなければなりません。また、出てくるとすぐに蓋をしないと余分に出てしまって無駄になってしまいます。
で、考えたのが作業中だけノズルのキャップを使用せず爪楊枝を刺すという方法です。

画像

下の方にまきついている白い物がキャップです。無くならないようにする工夫はいいのですが、これを明け締めするのには時間がかかります。どうしても両手を使わないとキャップができません。
爪楊枝だとさしてすぐに閉めることができます。また、細かいところに接着剤をつけるのにはノズルから直接接着剤を押し付けるのではなく、この爪楊枝を筆のように使えば余分に接着剤がついてしまうのを避けられます。

画像

爪楊枝を写真のように小指で保持し、接着剤を塗ったらすぐに爪楊枝をノズルに差し込むと無駄に出るのを防ぐことができます。キャップをノズルに付けている間に接着剤が溢れ出したり、パーツに付けた接着剤が乾いたりするのを防ぐことができます。慣れれば小指を使うのはそう難しくありません。
爪楊枝をさしたまま下に向けるようにして立てかけると、次に接着剤を出すときに空気だけ出て肩透かしを食らうってのがなくなります。

ボンドはパワーエース速乾アクリアスティックを使うのがおすすめ。

セットに入っているボンド系の接着剤もしっかりしたものですが、私は市販のものを使うことにしました。

アルテコ パワーエース 速乾アクリア スティック 水性タイプ 20g A03
【用途】 木・皮・布・紙・発泡スチロールなどの接着。 【特長】 極細ノズルで細かい接着作業も簡単にできます。 接着スピードが速く、強い接着力を発揮します。 乾燥後は透明な柔らかい被膜になります。 片面が多孔質材(木・皮・布・紙など)であれば...

なぜこれをすすめるかというとノズルがとても細くて細かいところに塗るのに苦労をしないからです。また接着力も強く紙製の小物作りに重宝しました。紙の小物を作るのには、この接着剤がベストかと自分では思っています。また広い部分を塗るときにも、細い接着剤を線描きするようにすれば圧着したときに広がってちゃんと面で固定してくれます。
さらに、ボンドタイプの接着剤なのでノズルが細くても詰まって出てこなくなるということがありませんでした。ちょっと乾いても固まりかけたものを指で摘んで引っ張ればすぐに取れてしまいます。最後まで、気持ちよく出てきました。

おすすめの接着剤です。

ガンプラ作りとは別の楽しみがある

今回ミニチュアハウス作りをしたことで、しばらくガンプラ作りはお休みしていました。ガンプラ作りでは、パーツを正しく切って組めばカチッと組み上がり、さらに可動のギミックを楽しめます。また、すじ彫したり、塗装したりする楽しみもあります。
ミニチュアハウス作りはガンプラ作りのような楽しみはありません。が、紙を切るところからはじまり、曲げて接着剤でとめると本当に日常品のミニチュア版が完成します。それがなかなか楽しいのです。手のひらに乗る植物や食材、食器、家具が完成すると、私のような爺さんでもわくわくしてきます。
今回完成したものは、今度孫娘のところに行くときにお土産にするつもりです。今から孫の喜ぶ顔を見るのが楽しみです。
現在、箱の中に入ったままになっているガンプラはが30機以上ほどあります。だから、しばらくはそちらを組み立てることにします。が、またミニチュアハウス作りも行っていこうと考えております。
ものづくりは楽しい! って思わずにはいられません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました