退職後の生活をソコソコに楽しむソコタノ日記です。
今日で退職1000日目
2021年3月に小学校の教員の仕事を定年退職して1000日目になりました。
まあ2年半よりちょいと長いってくらいになるわけですが、まあ正直言ってあっという今でした。
今日が、2023年12月26日で年末なのですが、本当につい先日正月を迎えたばかりという気分です。
学んだことはいろいろとあるけど
この1000日間、ほぼ毎日独学を実施し、体力づくりを行ってきました。いろいろな人にも会いましたし、いろいろな経験もしました。その間に学んだことはたっくさんあります。
その中で、一番強く認識したのは、
焦らなくてもいい
ということです。
今でこそ教職はブラックということが一般的に認識されていますが、私がやめた頃はまだそんなにブラックという見方はされていませんでした。
朝、7:30ころに出勤し、19時前後に帰宅ということはざらで、昼食も15分でとるのがごく当たり前の生活でした。
故に、やはり忙殺されている状態だったのだと思います。
今も、いろいろとやることややらねばならぬことはありますが、それでも、次の日にサスペンドして問題なしということが大半なので、焦ることがありません。
それが、本来の人間の生き方なんじゃないか? って思えるようになりました。
失敗したって、致命的なものなんてそうあるものじゃない。故に、チャレンジすればいいって思います。
やらねばならぬことも、大方は、締め切り前になんとかやりきれるものです。
「ねばならない」って思えることの多くは「大丈夫、なんとかなる」ってことばかりなのです。
現職のときは、やるべきことがたっくさんあったものですから、追い詰められる気分がありました。今思えばずいぶん焦っていたのだと思います。
でも、今考えてみればなんとかなっていたのです。
なんとかなる。なんとかならないことは一度もなかった。
退職する時に、同僚だった若い職員から送られた言葉は次のようなものでした。
先生のおっしゃった言葉で一番強く心に残っているのは「なんとかなる。なんとかならないことは一度もなかった。」というものでした。実際、そのとおりだと思っています。
立川志らくさんの弟子の立川こしらさんの「その落語家、住所不定。 タンスはアマゾン、家のない生き方」につぎのような旨の言葉があります。
問題解決なんて、まだ先なのだ。不安も恐れも先送りにすればいい。その瞬間の最大幸福を追求することが、師匠を不快にさせない近道である。
トラブルにあったとき、どう対処するか皆悩みます。基本的には正面からその問題に立ち向かわねばどうにもなりません。
が、こしらさんは「先送りにすればいい」といい、師匠のご機嫌を損ねないことが今一番大事だというのです。
目から鱗というやつでした。
先送りにしたから問題は解決しないのが事実です。でも、今の私はこしらさんのおっしゃることがよくわかります。
人生の中でのトラブルは、大方なんとかなります。
少なくともマイナス要因ばかりを意識して、今の自分を追い詰めることはやらない方がいいのだと感じています。
失敗しちゃった……まあいいかぁ。
おこられちゃった……まあいいかぁ。
っていうこともたくさんあるのです。
現役の時、苦しい思いをしたら自分に次のように言い聞かせておりました。
だいじょぶ、苦しいのは事実だけど、死ぬよりはずっとまし。
それで、なんとか乗り越えてきました。
自分を自分で追い詰めるのが一番もったいないことなのだと思います。
生きてりゃ楽しいことだってたっくさんやってきます。実際、自分は今とっても幸せな気分です。
毎日が楽しくて仕方ありません。お金がたくさんあるわけじゃないし、何もかも思い通りにいくわけでもありません。嫌なこともたまにはあります。
が、それでも、日々楽しいって思っています。
なんとかなる、焦って自分を追い込むのはもったいないのです。
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