iMac のディスクの容量不足から iPhone のバックアップができなくなったので、外部のディスクをバックアップ先に設定した。

これは、私個人がやってみたことの覚書としてアップします。
故に、この記事を参考にして同じことをやろうという方は、自己責任で実施してください。

iMac のディスク容量が少なくなったため iPhone のバックアップができなくなった。

これまで、iPhone のバックアップを iMac の Finder で行ってきました。
けれども、先日、iMac のディスク容量が少なくなってきたので、バックアップに失敗しました。エラーメッセージが出ました。
そこで、自宅の LAN 上の HDD にバックアップ先を変えることにしました。
色々と試行錯誤してやってみましたが、最終的にうまくいったのでいかにその手順を示します。

バックアップ先を外部のディスクに変更する手順

おおざっぱな流れ

  1. とりあえず これまでのバックアップを消して、再度バックアップする。
  2. iMac のバックアップ用フォルダを外部のHDDにコピーする。
  3. iMac 上のバックアップフォルダをゴミ箱に移す。
  4. コピーされたバックアップファイルを置いたフォルダのシンボリックリンクを作る。
  5. iMac にシンボリックリンクをコピーする。
  6. ちゃんとバックアップがコピーされたか確認する。
  7. ちゃんとバックアップできるか試す。
  8. ゴミ箱のバックアップファイルを削除する。

1. これまでのバックアップを消して再度バックアップする。

やはり心配ですので、 Finder を使って iPhone をバックアップします。
とはいえ、容量が足りなくてエラーを出したのですから、容量を確保しなければなりません。
iPhone を iMac に繋いで Finder で表示させます。
「バックアップ」項目内の「バックアップを管理」をクリック。
デバイスのバックアップの中に iPhone のバックアップが表示されているはずですから選択して「バックアップを削除」をクリックして削除します。
……ここですぐにバックアップが消えなかったような記憶もあります。一度、 iMac を再起動したかもしれません。

2. iMac のバックアップ用フォルダ Backup を外部のHDDにコピーする。

iMac 内のバックアップファイルは次の場所にあります。この「Backup」フォルダを丸ごと、外部の HDD にコピーします。外部HDDのどこに置くかは任意です。

/Users/ユーザー名/Library/Application Support/MobileSync/Backup

ユーザー名を Finder で見ても「ライブラリ」が見えない場合があるかもしれません。私もそうでした。その場合は、次のようにすれば見られるようになります。

  • 「Option」キーを押したまま、Finderメニューバーの「移動」をクリックします。
  • Finder > 移動メニューに、ライブラリという項目が表示されます。
  • ライブラリをクリックすると、新しいFinderウィンドウに非表示のユーライブラリフォルダが直接表示されます。

外部の HDD ですが、私は、自宅のLAN上においてある LinkStation を使いました。USB-C の端子に繋いだ HDD でもできるはずです。
「Backup」フォルダのコピーには長い時間がかかります。私の場合は、5時間程要しました。

3. iMac 上のバックアップフォルダをゴミ箱に移す。

コピーが終わったらiMac上の「Backup」フォルダをゴミ箱に移します。一発で削除するという方法もあるでしょうが、やはり、念の為一時ゴミ箱に移す方が安全です。
ここでつまづくおそれがあります。私がそうでした。「Backup」フォルダを右クリックしても「ゴミ箱に移す」が表示されないのです。ライブラリフォルダ内のファイルは保護されているようです。
じゃ、どうするか? ってことなんですが、Finder でライブラリフォルダをダブルクリックするときに「Option」キーを押しながらやればいいようです。そこから件の
Users/ユーザー名/Library/Application Support/MobileSync/
上の「Backup」フォルダーを右クリックすると、ちゃんと「ゴミ箱に移す」が表示されます。
バックアップファイルをゴミ箱に移します。

4.コピーされたバックアップファイルを置いたフォルダのシンボリックリンクを作る。

HDD 上の「Backup」フォルダ(iMacからコピーしたもの)のシンボリックリンクを作ります。
シンボリックリンクについては、他のサイトで調べていただければと思いますが、大雑把にはそのファイル(フォルダ)の代理みたいなものです。
シンボリックリンクにアクセスするとそのファイルそのものにアクセスするかのように動作すると考えたらいいでしょうか……。
シンボリックリンクを作るにはいろいろな方法がありますが、私は、SymbolicLinker という無料ソフトを使いました。この後は、SymbolicLinker をインストールしたという前提で説明します。
私は次のサイトを参考にしてインストールしました。

【Mac】シンボリックリンクをFinderからワンクリックで作れる無料アプリ「SymbolicLinker」Macでシンボリックリンクがより簡単に作成できる無料アプリ「SymbolicLinker」のインストール方法と使い方をご紹launcher-kit.com

けれども、次のサイトのほうがわかりやすいかもしれません。

SymbolicLinkerのインストール – 日々じゃーなる昨日紹介した、この方法 famo-seca.com Path finderは有料なので嫌だ、という方のために、無料でシンボfamo-seca.com

SymbolicLinker をインストールすると、Finder でフォルダ(ファイルも?)を右クリックすると「シンボリックリンクを作成」が現れるようになります。
これでHDD上の「Backup」フォルダのシンボリックリンクを作成します。
作られたシンボリックリンクは「Backup symlink」という名前になっているはずです。

5. iMac にシンボリックリンクをコピーする。

できたシンボリックリンクを先程の
Users/ユーザー名/Library/Application Support/MobileSync/
にコピーします。
このままだとゴミ箱に移した「Backup」フォルダの代役はつとまりません。
「Backup symlink」の名前を「Backup」に変更します。
これで、外部HDD内の「Backup」フォルダが iMac 内に存在するかのようになります。
これで、設定作業は終わりです。

6. ちゃんとバックアップがコピーされたか確認する。

Finder を使ってコピーされたものが使えるか確認します。
iMac に iPhone を接続し、Finder で見ます。
ここで、「このMacへの前回のバックアップ:」にバックアップの日付が表示されていればコピー成功! ってことになります。

7. ちゃんとバックアップできるか試す。

バックアップ先が外部HDDになっているはずですから、バックアップを試みます。
私の場合は、 Wi-Fi 経由でつなげているHDDを使うので時間がかかると困るなぁと思っていましたが、そんなに変わらない感じでした。1時間かからないくらいで終えました。これなら、十分です。

8. ゴミ箱のバックアップファイルを削除する。

最後に、ゴミ箱内に入っている「Backup」フォルダを削除します。
これをやらないと、iMac 内のディスク容量が圧迫されたままになりますので、やっておいた方がいいでしょう。

以上、うまく伝わるといいなぁと思っております。

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