格差社会って本当に悪いことなのだろうか? 財が人々のために使われるのならばいいんじゃないの?

格差社会って本当に悪いことなのだろうか?

昨年暮れ、息子の結婚式のために東京に出ました。せっかくだからと根津美術館、山種美術館に行って作品を観てきました。
どちらの美術館でも素晴らしい作品を観ることができました。それぞれの美術館は、個人の力によって作られました。
山種美術館は山﨑種二氏、根津美術館は初代および二代根津嘉一郎氏の力があって生まれたのです。
そのコレクションは見事なもので、相当の財力がなければ、作ることができなかっただろうことは容易に想像されます。
下世話な言い方をすればお金持ちだからできたことなのです。

http://www.yamatane-museum.jp/山種美術館

http://www.nezu-muse.or.jp/根津美術館

最近は格差社会が悪いかのように報道されています。が、財をもっている人たちが、社会のため、人々のために財を使うのであれば悪いことではないように思えます。

上記の美術館以外にも、個人のコレクションを元にした美術館はたくさんあります。(ブリジストン美術館のコレクションにも素晴らしい物があります)
ワシントン・ナショナル・ギャラリーは、銀行家アンドリュー・メロン氏が基金とコレクションを寄贈して作られたそうです。世界的な名画を所蔵しているのにもかかわらず入館料は無料になっているようです。

莫大な財を持つことがまるで悪いことのように考える人がいますが、それは間違っているのではないでしょうか? (莫大な財産を作るために、非人間的な手段を取るとするならば別問題ですが)
格差社会の格差が広がらないようにと福祉を厚くすることによって不正受給している者が増えているという報道をよく見ます。働いて稼ぐよりも、働かないほうが得なんていうこともあるのだそうです。だからといってそれに乗る人間のレベルの低さにはうんざりしますが……。

格差社会を批判すればよいという風潮、見なおしたほうがよいと考えます。

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