「人生のピークは遅い方がいい」と思えば耐えられるかも

ヨシタケシンスケさんの言葉

以前にも書きましたが、ヨシタケシンスケさんの「ヨチヨチ父」には、ヨシタケ家の家訓として「人生のピークは遅いほうがいい」という言葉が出てきます。ゆっくりと人のあとを追いかける人生。その目線から身につけるやさしさやしなやかさって、いい人生を送る上でとても有利に働くハズなのです。

ゆっくりと人のあとを追いかける人生。その目線から身につけるやさしさやしなやかさって、いい人生を送る上でとても有利に働くハズなのです。

「ヨチヨチ父」より

ヨシタケさん自身、若い頃は多くの悩みを抱えていたようです。それは今も変わらないのかもしれませんが、少なくとも、多くの作品が評価され、展覧会にも多くの人が訪れるようになり、やりたいことが実現できるようになっています。
まさに、人生のピークを迎えつつあると言えるのではないでしょうか。
だからこそ、上記の言葉を自身の作品に載せることができたのだと思います。

自分も若い頃いっぱい悩んだ

私も若い頃は、悩みの連続でした。
特に強く感じていたのは、「なぜ自分はこんなにもついていないのだろう」という思いです。
今思えば、それほど悪い状況ではなかったのかもしれませんが、それでも、様々な場面で運の無さを痛感してきました。

忘れられないエピソードがあります。
高校生の時、どうしても欲しかったカセットデッキを手に入れるため、アルバイトを始めました。どちらかというと肉体労働に近いものでした。
苦労してお金を貯め、念願のカセットデッキを購入。
わくわくしながら箱を開け、手持ちのコンポに繋いで電源を入れると……左右のピークメーターに灯りが灯るはずが……左側のメーターランプが点灯しません。
初期不良でした。当時、一番人気のメーカーだっただけに、初期不良など考えられませんでした。
苦労して手に入れた憧れのデッキが、まさかのハズレ。
返品交換してもらい、正常なものを使えるようにはなりましたが、その時、心の中で叫んだのは、この言葉でした。

どうしていつもこうなるんだ?

65歳を過ぎた今も、その時の思いは鮮明に残っています。
それだけ、常にハズレくじを引いているような気分だったのです。

今は、毎日がしあわせ

小学校教員を定年退職した今は、信じられないほど幸福な日々を送っています。
子どもたちは皆、定職に就き、それぞれの家庭を築いて幸せそうに暮らしています。私自身も、好きなことを自由にできる時間を持てていますし、ささやかながら人の役に立つ活動も行っています。

退職後、生きがいを失い、孤独を感じる人もいると聞きますが、私は全くそのような思いをせずに済んでいます。

そう考えると、ヨシタケさんの言うように、「人生のピーク」を遅れて迎えているのかもしれません。

うまくいかなくても人生のピークは後半に来るって信じる方がいい

若い世代の中には、かつての私のように、なかなかうまくいかない、ついていないと感じている人もいるかもしれません。
そんな人たちに伝えたいのは、人生のピークは後半にやってくるから大丈夫だということです。
ヨシタケさんの言葉をもう一度引用します。

ゆっくりと人のあとを追いかける人生。その目線から身につけるやさしさやしなやかさって、いい人生を送る上でとても有利に働くハズなのです。

(「ヨチヨチ父」より)

苦しい思いをすれば、人は自然と努力するものです。しかし、うまくいかない時は、その努力がなかなか結果に結びつかず、さらに苦しく感じてしまいます。

でも、長い目で見れば、最後に笑うのは努力を続けた人です。

人生のピークは後半に来ると信じることで、今の苦しみも少しは和らぐはずです。

みんながんばれー!

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