ソコタノ日記:網戸を張り替えた その2

退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。初出は、 NOTE.com です。

ソコタノ日記:網戸を張り替えた その2|phantasien
退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。 前回は、ホームセンターに行ったのはいいけれども、網押さえゴムのサイズがわからず、材料を買えなかったことを書きました。 自宅で、網押さえゴムのサイズを測る 網戸の網はサッシのところにあ...

前回は、ホームセンターに行ったのはいいけれども、網押さえゴムのサイズがわからず、材料を買えなかったことを書きました。

自宅で、網押さえゴムのサイズを測る

網戸の網はサッシのところにある溝に、ロープ状のゴム(網押さえゴム)によって押し込まれて固定されるようになっています。残念なのは、そのゴムのサイズが、ものによって違うところです。自宅に帰った私は、早速、ゴムのサイズを測ることにしました。網戸を枠から外しゴムのところを見てみます。やってみるとわかるのですが、この網押さえゴムは、なかなかに深く押し込まれていて、ただ見ただけではそのサイズがよくわかりません。古いゴムを少しだけはずしてみることにしました。
網押さえゴムは、網戸を一周回るような形で押し込まれています。どこかに端があるはずです。これを見つけるのも意外と大変です。よごれで黒っぽくなっているので、ゴムの切れ目が見つからないのです。ようやく端を見つけ、引っ張り出すことにしました。
ところが、このゴム、しっかりと入り込んでいて指で引っ張って出すなどということができません。仕方がないので、細めのドライバーを持ってきて強引に引き出すことにしました。この作業も意外と手間取りました。
なんとかして、端をもちあげることができました。新しい網が用意されていないので、ゴムを全部引っ張り出すことはせず、5センチ位引き出して直径を測ってみることにしました。ゴムはだいぶ劣化していて若干縮んじでいることが考えられました。ものさしのめもりを当てて太さを図ります。2.8ミリよりは太い感じです。3ミリちょっとあるかな? と思って、ネットで検索してみますが、3ミリってのは見つけられませんでした。やはりちょいと縮んでいるようでした。どうも3.5ミリの太さがいいようです。これで、ゴムのサイズがわかりました。

再びホームセンターへ

前日に、車でホームセンターに行こうか? と思っていたのですが、この日、妻が車を使うという話をしてきました。私が退職して車を1台にしてしまいましたから、車で行くことができません。妻は、車を使っていいとも行ってくれたのですが、前日もがんばったから、今日も歩いてみようかな? と考え直し、歩くことにしました。
片道約5キロの道を1時間かからないくらいで歩いてホームセンターに到着です。一度歩いているので、前日よりは短く感じられました。さあ、お買い物です。

網を何にするか悩む

壊れた網戸は1枚なので、2m×1mの長方形程度のサイズの網が必要と考えられました。それくらいのサイズの網がいくつか見つかりました。それぞれに違いがありました。
まずは、メッシュの違いです。これは、網の細かさの違いのことです。16というものから30までありました。数字が大きいほうが網の目は細かくなります。
さらに、網そのものの違いがありました。「虫が嫌がる」という処理をしているものとそうでないものです。宣伝文句を見ると、子どもがいても安全と書かれていました。2歳にならない孫が遊びに来ますから、安全性はとても大事です。
そして、色の違いもありました。黒色のもの、灰(銀)色のもの、表黒裏銀のものです。おもしろいことに、灰色は向こう側が見えにくく、黒色は見えやすいという特徴があるようです。表裏で色が違うものは外からは見えにくいけど中からは外が見えるというようになっているわけです。
当然のことながら、その特徴によって500円程度から2000円近くするというちがいがありました。同じ網でもずいぶんちがうものです。

いろいろと迷って、20メッシュの表黒裏銀のものを購入しました。一番の決め手は、色です。1枚しか交換しないのだから、今後どうするか参考になるように試しに色の違ったものを使ってみようと考えたのです。この色のものでは、20メッシュしかなかったのでそれにしました。もう少し細かいものがいいという考え方もあると思うのですが、そうなると風通しが悪くなります。また、「虫が嫌がる」というのにも魅力を感じましたが、やはり孫の安全を考えると、それは避けたほうがいいと思われました。(「子どもにも安全」という宣伝文句があっても、やはり心配になります。コロナ禍以降、言葉だけでは信用できないという思いがあります。)1000円位で購入できました。

その他に、件の網押さえゴムと、それをサッシに押し込むためのローラーを購入しました。3つ合わせても2000円しませんでした。

古い網を外す

歩いて自宅に帰り、少々休憩してから作業をはじめました。(往復10キロ歩くってのはやはり疲れます。)
網は、上に書いたように網押さえゴムで固定されているだけです。だから、ゴムを引っ張り出せば、外すことができます。孫が切ってしまったところがあるので、ゴムを外し、網をひっぱりあげても細く残る部分がありました。そこは、ドライバーでひっかけて引き出しました。
すぐに新しい網を張りたいところですが、溝を掃除することにしました。この部分は、普段そうじなどできません。こういうときにやることが大切です。水に濡らした布を溝に押し込んで拭きました。合わせてアルミ枠の部分全体も水拭きしてきれいにしました。きれいになると気分良くなります。作業で手も汚れなくなりそうです。

新しい網をクリップで固定する

新しい網をビニル袋から引き出して、網戸の枠の上に固定します。斜めに張るとかっこ悪いですから、網の目をよく見て枠と並行になるように重ねました。押さえるのは、文具用の大きめのクリップです。教員をやっていましたから、クリップは多めに持っています。よく使うサイズのクリップだとちょいと小さい感じです。大きめのものを選んで使いました。
網戸張り専用のクリップもあるようですが、何枚もはるわけじゃありません。洗濯ばさみでも代用可という感じです。

網押さえゴムを押し込む

当然のことながら、網はぴんと張りたいところです。素人だからうまくいくかな? という不安を持ちながらも、きれいに張りたいと思っていました。結論から言うと、素人でもぴんと張ることができます。
詳しいところは説明書を見ていただくとして、とにかく角から5センチのところをスタートとしてゴムを一周押し込んでいきます。1辺ずつ順番に押し込んでいきます。そのさい辺の両端を先に軽く押し込んでおいてからその間を順に押し込むのが大切です。片方の端からローラーで押し込んでいきます。すると、仮止めしたところが緩んできますので仮止めを外してしっかりと抑え込むってのがコツです。
張るときは、網の外側ぶぶんを片手で押さえながらローラーを動かすとぴんと張ることができます。ゴムが溝に押し込まれるとき、網を思い切って引っ張ってくれるので、素人の私がやってもそこそこにぴんとしてくれるます。
網目が少し斜めになるかな? という気もしましたが、そんなに悪くはありません。貼ってしまえば気になることもない程度です。

とりあえず、1周回ってゴムを押し込むことができました。わりといい感じで網が張られています。ここで、押し込んだ部分の近くを手でなでながら一周してみます。すると、他に比べて引き方が甘いところがあり、そこだけわずかに緩んでいることに気づきます。その場合は、網を引いてそこの近くだけゴムを引き出します。そして、網をひっぱりなおしてから再度ゴムを押し戻します。それができたら次の緩んでいるところも同様に引っ張っていきます。これを1周やるとめっちゃいい感じで網を張ることができます。

最後に、できるだけゴムに近いところの網をカッターナイフで切り落とします。この部分が意外とむずかしく、きれいに切れないときがありました。まあ、その部分は、再度切ればいいのです。今思うと、一度カッターの刃を折っておけばもっときれいに切れたんじゃないか? と思えます。

そうそう、書き忘れたけれど、黒銀の網の場合は、外側が銀、内側が黒になるように注意しないと大失敗ってことになります。チャレンジする方は注意してくださいね。

思ったよりも色の効果があった

網を張り終えてから、ベランダに出るサッシのところにはめ込んでみました。外側が銀、内側が黒でその効果があるのでしょうか? (ちなみに、両方とも銀(灰)は値段が半額)

内側が黒になってこの様になりました。

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印象の問題なのかもしれませんが、以前使っていた網戸よりも外がよく見えるようになりました。実際、妻に見てもらったら「網がないみたいだから気をつけないとぶつかるね。」と言っていました。スッキリした印象で、とてもいい感じです。逆に外側はどうか? というと、こんな感じです。

画像2

外側が銀色になっているため、たしかに中の部分が見えにくくなっています。勿論、カーテンと比べるべくはありませんが、少なくとも黒よりもずっと向こう側が見えにくくなっています。

トータルで2000円程度で、そこそこに網戸の張替えができました。退職して時間と心に余裕があるので、こういう作業ができたと自覚しています。今後もDIYでいろんなことをやってみようかな? と思いました。

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