ソコタノ日記:黄斑円孔の手術を受けて その8 近所の眼科へ

この記事の初出は、 note.com です。

ソコタノ日記:黄斑円孔の手術を受けて その8 近所の眼科へ|phantasien
退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。これは、その特別編。黄斑円孔の手術を受けた話です。 2021年暮れに、右眼が黄斑円孔という病気になりました。網膜に穴が空いて視野の中央が見えなくなり、その周りも歪んで見えるようになりま...

退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。これは、その特別編。黄斑円孔の手術を受けた話です。

2021年暮れに、右眼が黄斑円孔という病気になりました。網膜に穴が空いて視野の中央が見えなくなり、その周りも歪んで見えるようになりました。手術を受けないと悪化するとのこと。そのため1月17日に手術を受けました。

せっかくなので、同じ病気になった人に参考になればと思って、自分の記録や記憶をもとにその様子を記していきます。 なお、私には十分な医療の知識がありませんので、勘違いや記憶違いもあるかもしれません。そのあたりは、ご了承の上、読んでいただければと思います。

これまでの経緯は、以下の記事に記してあります。

近所の眼科で診てもらう

手術後の経過がよいので地元の眼科医で診てもらうことになりました。前回から1ヶ月、手術を受けてから2ヶ月が経過したことになります。
手術を受けた眼科医に書いてもらった手紙を持って近所の眼科病院に行きました。右眼の異常を感じて最初に受診したところです。
ここは、自宅から歩いて通える上、手術を受けた眼科に比べると患者さんで混み合うこともなく、自分としても楽でした。

検査は、ほぼ同じ

当然のことかもしれませんが、こちらの眼科医院でも検査はほぼ同じことをします。

視力測定→眼圧検査→瞳を開く薬の点眼→眼球の写真撮影→診察

となります。
視力を測ってみたところ、矯正視力は、手術前、手術直後に比べてよくなっていました。これはランドルト環(視力検査でよく使われる「C」のような図)の切れ目が見えるようになってきたからです。
黄斑円孔では、視野の中心=一番見ようとするところが見えなくなります。このため「C」の切れているところを凝視しようとするとかえって見えなくなるのです。以前は、視線を意図的に少しずらし視野の中心じゃないところで切れ目を見ようとしました。(これが、むずかしい。)
現在は、視野の中心がだいぶ見えるようになってきているので視力も向上したようです。

医師の話もほぼ同じ

写真を見ながら、医師の話を聞きました。言われたことは、以前の病院とほぼ同じです。

  • 写真を見ると、穴はちゃんとふさがっている。
  • 手術を受けたので白内障にかかりやすい。いずれは、白内障の手術を受けることになるかもしれない。
  • 視力がどこまで回復するかは人によって違う。

医師にたずねる

ここの医師は、ていねいで聴きたいことはないか? たずねてくれました。そのため2つのことをたずねました。
1つ目は、点眼薬のことです。

自宅で点していた点眼薬3種は次の3種です。

  • クラビット点眼液1.5%
  • リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1%
  • ブロナック点眼液0.1%

これらのうちリンデロンは「終わったらそれでよい」と聞いていました。最初に尽きていました。
クラビットについては、いつまで点眼したら良いのかよくわかっていませんでした。そして、この医院を受診する少し前に尽きていました。心配なのでそのことを確認しました。すると、もうブロナックだけ1日2回点せば良いと言われました。安心です。点眼薬、自分で点すのですが、容器の先の部分がよく見えず、ねらいをはずすことがしばしばありました。無駄に液を使ってしまっている……たりなくなったらどうしよう? と心配していました。……私は小心者です。

2つ目は、花粉症のことです。
私は、花粉アレルギーがあります。めちゃめちゃ大変というほどではありませんが、花粉の量が多い日には、目のかゆみを強く感じます。1日1時間以上散歩かポタリング(自転車の散歩)をするので、この時期はきついです。そして、かゆくなるとつい目をこすってしまうのです。
そのことを相談したところ「目をこするのはよくないのでかゆみ止めをだしましょうか?」と言われました。是非とお願いし、かゆみ止めの点眼薬の処方箋を出してもらいました。
抗アレルギー点眼剤「オロパタジン点眼液0.1%」という薬です。これまで花粉症用の点眼薬を使ったことがない私には大きな効き目を見せてくれています。

以前より見えやすくなった気がする

1ヶ月後、また受診するように言われ病院を出ました。
視力の回復状況ですが、以前より見えやすくなったような気がします。日々のわずかな変化というのはよくわからないものですが、以前よりも見えているような気がします。
読書していても見えないことで気が散るようなことはなく、自転車で走っていても見えないことによる怖さを感じることがなくなりました。
おそらく少しずつ回復してきているのだと思われます。少なくとも方眼用紙の縦横線の交点を凝視してもちゃんと見えるようになっています。(手術前は交点が見えませんでした。)

眼に異常を感じたら早めに受診を

どれだけ世の中に黄斑円孔になる人がいるかはわかりません。
もし、視野の中心が見えなくてその周辺も歪んで見えるようならば、黄斑円孔のおそれがあります。黄斑円孔はほっておいても治りませんし、どんどん悪化して最後には見えなくなることもあるようです。心配なら、早めに眼科医で診てもらうことをおすすめします。
手術は怖いと思われる方はたくさんいらっしゃるでしょう。でも、思ったより怖くはありません。
まず、眼にメスや針が近づいてくるのが見えるなんてことはありません。まぶしい光の中でなんかされている? くらいの感じです。
また、全身麻酔ではありませんが、ほとんど痛みも感じません。医師の会話が聞こえてその内容もわかりますが、最後まで痛いとか怖いとかいう目にあうことはありませんでした。
時間も手術そのものは20分くらいだったと思います。
眼に異常を感じたら早めに受信されることを強くおすすめします。


ご注意……上記の話に出てくる医療関係のことは、私の主観で記述しているものであって、もしかしたら聞き間違いとか勘違いとかもあるのかもしれません。そういうつもりで受け取ってください。餅は餅屋、医療のことは、お医者さんにちゃんと聞いてください。


1ヶ月後の受診でなにか報告するようなことがあったら書きます。

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