退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。初出は、 note.com です。
東京に出たついでにカキモリさんに寄った
8/3(火)に立川志の輔さんの「牡丹燈籠」の落語を妻と聴きに行きました。毎年行われている落語会です。(昨年はコロナのために中止)
せっかく東京に出たものですから、自分の好きなところに寄っていこうということで、午前中にアーティゾン美術館、午後に両国の文具店カキモリさんによりました。
アーティゾン美術館は大変素晴らしい美術館なのですが、それについては別の機会に書くことにします。
カキモリさんは、文具好きにはよく知られた文具屋さんです。普通の文具屋さんと違うのは、自分でノートを作ったり、万年筆用のインクを作ったりできるところです。これまでインクは2回つくりました。自分で作ったインクってのには魅力を感じます。
インクスタンドのローラーボールを見つけた
久々にカキモリさんに行ってちょいとおどろいたのは、姉妹店だったインクスタンドが、カキモリさんの本店の2階にうつったことです。以前は、カキモリさんのお店そのものがあったのですが、現在の場所にお店がうつり、そこにインクスタンドが入っていました。
ノートを作るのがカキモリ本店、インクを作るのがインクスタンドってなっていたのですが、今は同じ店舗の中に収まったということのようです。
で、そこで、インクスタンドのブランドのローラーボールを見つけました。
ローラーボールってのは、ひとことでいうと水性ボールペンのことです。日本では、そのまま「水性ボールペン」の方が一般的な呼び名になっています。
ただ、ここのローラーボールがすばらしいのは、コンバーター式になっているということです。インクスタンドで作ったインクをつめることで自分だけの水性ボールペンになるということです。私が以前、インクスタンドで作ったときには、同ブランドの万年筆しかなかったと記憶しています。万年筆は、ボールペンに比べるとちょいと面倒なところがあるので、ローラーボールも作ったのかもしれません。
カキモリさんでは、別に透明な軸のローラーボールを販売していて、私も一本使っていましたが、このインクスタンドブランドのローラーボールは黒くて細身で美しい姿をしています。その上、同じブランドの万年筆とうり二つです。(下の写真は、私が持っている2本の万年筆(上)とローラーボールです。)
退職したから新たなペンは不要なんだけど
2021年3月に退職するにあたって、何本かの万年筆やボールペンを仕事仲間に差し上げました。教員の仕事をやめたら、文具を使う機会はぐっと減るのがわかっていたからです。ボールペンはともかくも、万年筆は、使ってやらないとインクが詰まってしまいます。あまりつかわないのはかわいそうなので、仲の良かった仲間にプレゼントしたのでした。
故に、新しいペンを購入する必要は全くありませんでした。
しかししかし、気に入っていたインクスタンドの万年筆そっくりのローラーボールを見てしまったら、やはり欲しくなってしまいます。使う用途は作ればいいや！ と考えて購入することにしました。
さらに、インクスタンドで好きな色を作るときに元になるインクがそのまま販売されていました。その中に、黒色系のMeteoriteなるインクがありました。その色がまた魅力的なので、購入するローラーボールといっしょに買っちゃうことにしました。
混色用のインクといっても、単体で美しい色を見せてくれています。
大満足
自宅で、ローラーボールに、上記のインクを入れてみました。インクフローがとてもよくすらすら書けます。大満足です。もう退職してペンを使う機会はぐっと減りましたが、それでも、大事に使い続けてやりたいなぁと考えています。
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