退職後の新しい生活をそこそこ楽しむ「ソコタノ日記」です。初出は、note.com です。
映画を3Dとか4DXとかで見るのは嫌いだった
映画を観るのが好きなので、わりとよく映画館に足を運びます。現職のときも多いときには年間80本くらい映画館で観ていました。退職直前は、魅力的な映画が少なくなったという思いもあり、また、コロナウィルスの感染の拡大もあったのでぐっと少なくなりましが、退職してからは、また映画館に行くようにしています。
ただ、3Dの映画は嫌いです。理由はいくつもありますが、早くなくなってしまえばいいのにってホンキで考えています。以前、スター・ウォーズのフォースの覚醒を2Dで観ましたが、その後、3Dでも観ました。その時の感想は、自分のHPに書きました。
その後、この作品を神奈川で4DX3Dでも観ました。4DXは、映画に合わせて座席が動いたり、風が吹いたり、香料で匂いをふりまいたり、フラッシュが焚かれたり、スモークが出されたりして映画の雰囲気をより盛り上げようとする仕組みです。
そのときに感じたのは、3Dでも気が散るのに、4Dで水が出たり、風が吹いたり、スモークが出たりしたら、余計気が散るということでした。そして、3D作品と同様、4DXも二度と観るものか！ と考えました。
「ジャングル・クルーズ」を4DXで観ることにした
ところが、久々に映画「ジャングル・クルーズ」を4DXで観ることになりました。志の輔らくご「牡丹燈籠」を観た翌日、8/4の日のことです。
「牡丹燈籠」を聴いた翌日は、予定を入れていませんでした。せっかく東京に遊びに出ているので、何か、ここでしか楽しめないものはないか？ といろいろ調べました。緊急事態宣言の影響もあり、行きたいところは閉館していました。ミニシアター系の映画も魅力的なものがありませんでした。
そんな中、目に止まったのが「ジャングル・クルーズ」の4DX版です。地元の静岡市には残念ながら4DXシアターがありません。4DXなんて何も良くないと考えていたのですが、映画として楽しむのではなく、TDLのアトラクションのひとつとして考えればおもしろいかも？ と思いました。
TDLのスター・ツアーズとか、今はなくなったミクロ・アドベンチャーとかのロングバージョンと考えれば楽しめるかも、と考えたのです。
「ジャングル・クルーズ」4DXはロングバージョンのアトラクションだった
豊洲の映画館に「ジャングル・クルーズ」4DXを観に行きました。
この選択は大正解でした。もともと映画「ジャングル・クルーズ」は、TDLの同名アトラクションをネタにして作られた作品です。アトラクションの要素がたっぷりです。その上、船に乗って冒険するということでシートが振動し、水が吹き出す4DXにはピッタリの素材です。(スター・ウォーズでは、水が吹き出すようなシーンはほんのちょっとしかなかったと記憶しています。)
もう少しつけくわえると、この作品では、ドローンをつかったと思える俯瞰撮影シーンがたくさん出てきます。空から登場人物が乗るボートと川を見ているようなシーンです。その映像にシートの動かし方がシンクロして、浮遊感を味わわせてくれます。飛んでる！ 飛んでる！ っていう楽しい感じです。
この他にも、人間同士のアクション、ボートと潜水艦の対決アクションなど、動きの多いシーンが多く、4DXのし掛けでたっぷりと振り回されました。
当然のことですが、映画のストーリーそのものもおもしろくなければ、いくら4DXの演出があっても本末転倒になってしまいます。でも、その点もばっちりでした。ストーリー、インディージョーンズ風の展開を見せ、楽しませてくれました。
「ジャングル・クルーズ」4DXは、ロングバージョンのディズニーアトラクションという感じでした。うれしかったのは、映像が3Dではなく2Dであったこと。3Dは、映像が暗くなり、また不要な立体感で気が散ってしまうので、2Dの方がいいと私は感じました。
4DX、料金がちょいとお高めですが、TDLで遊んだと思えば安いもの。お近くに4DXのシアターがある方は、ぜひぜひ、体験されることをおすすめいたします。……静岡は沼津に4DXシアターがあるようですね。
……ちなみに、ワイルド・スピードも4DXで上映されるようですが、この作品は、おもしろくなかったです。無駄にドラマシーンが長く、4DXの演出も役立たない気がします。私は、2Dで寝そうになりました。
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