マツダのNDロードスターは、そんなに非力ではないよ。

 ロードスターに乗り始めて半年ちょっと経過しました。(途中、飛び石によるフロント・ガラスの修理のために乗れない期間が2週間ほどありましたけど)

 で、そのエンジンのコンパクトさからパワーが小さいというような記事がネットなんかで散見されます。でも、乗っている身としては、そんなに非力とは思えないなぁと感じます。
 たしかに、200馬力オーバーの車がたくさん作られるようになったこの時代、131馬力は相対的に小さく見えます。でも、i-DMのポイント稼ぎを放棄して思い切ってアクセルを踏み込むと、おおっって感じでロードスター君は加速してくれます。コーナーからの立ち上がりもギアの選択を間違えなければ、いいねぇって思わせてくれます。やはり1t程度の軽重量が幸いしている感じです。

 で、1tという重量で思い出すのは、自分が若かったころのクルマたちです。当時は、車って1t前後というイメージでした。
 学生だった私は、セリカのリフトバックのスタイルに魅力を感じ、欲しいなぁと思っていました。そのセリカのGTグレードに載せられていた1600CCのエンジンが2T-Gでした。2T-G……なんてステキな響きでしょう。レビンやトレノにも載せられていたDOHCエンジン。私たち貧乏学生にとっては、あこがれのエンジンでした。
 その2T-Gが115馬力でした。それも今と違ってグロスでの計測値です。
 セリカの車重が1tであることを考えると、ほぼおなじ重量のNDロードスターに131馬力のエンジンが載せられているというのはすごいことです。
 30年以上前の車と比べるのはナンセンスって言われてしまえばそれまでですが、単純な加速性能って車重とエンジンのパワーで決まるのですから、当時の速い車に比べれば、NDロードスターは十分速い車になるのです。

 今更サーキットに出てレースしようなんて思いませんし、日常の乗り心地を犠牲にしてまで足回りを固めようとも思いません。
 日常の足として使い、たまに飛ばしてみようか? と思うのならばNDロードスターは十分速いです。
 それに、エンジンの排気量が小さく車重が軽いため燃費は14.2km/Lもあります。前に乗っていたMR-Sが12km/L出ればよい方でしたから、大したものです。走りを楽しめる上にこれだけの燃費を出すというのに”マツダすごい!”と思わずにいられません。
 走りは楽しいし、オープンエアの爽快感を味わえる。NDロードスターを購入してよかったって心から思えます。

 そうそう忘れていました。祝! 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞

 

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