修学旅行>上野で活動するなら上野動物園からコース別見学へ

 11月に勤務校(小学校)の修学旅行引率に行きました。上野恩賜公園での活動、今回いい感じで進んだので、他の学校の方もそうするといいんじゃないか? と思ってここに記録しておきます。

 上野公園での活動は以下のようにしました。

○上野公園(グループ別見学) → コース別見学

  • Aコース 国立科学博物館
  • Bコース 東京国立博物館
  • Cコース 国立西洋美術館
  • Dコース 東京都美術館

○国立科学博物館前集合

 

 上野動物園は池之端門から入園し、西園→東園という形で見学するようにしました。というのは、東園だけ見て西園に行かない子がいると、以前旅行者の方に教えていただいたからです。

 池之端門入園→西園見学→イソップ橋(チェック)→東園→正門前集合

とすることで、子ども達は、西園と東園の両方をちゃんと観ることができるようになりました。お弁当は、時間帯によってどちらかの園で食べることを決めておくといいかと思います。

 動物園の正門前でコース別に並び替えました。自分が観たいコースをあらかじめ決めておき、クラスに関係なくそのコース内での小グループを作っておきました。そして、引率者がそれぞれの場所に子ども達を引率していきました。
 グループごと自分たちで移動させるという方法もありますが、そうすると、”時間を守らなきゃ”という思いが先行し、急ぎ足で動くグループばかりになる恐れがあります。動物園でも時間を使えるように移動は一斉に行うようにするほうがいいと考えられます。

 動物園の後の活動をコース別にしたのには理由があります。
 静岡市の学校の多くは、上野公園での活動を上野動物園+国立科学博物館にしています。それは、それでよいのですが、理科よりも歴史や美術に興味が有る子もいるわけです。恐竜の骨よりもモネを観たいという子がいるのです。それぞれの子が満足できるようにしたいと思います。上野公園には、博物館、美術館が集まっているのですからそれを活かさないのはもったいないです。歴史好きの子は東博に、美術好きの子は西洋美術館や都美術館に、そして理科好きの子は科博に行けるようにしてあげればいいのです。そう考えて上記のコースを考えました。今回は国立博物館には兵馬俑が、西洋美術館には黄金伝説展が、都美術館にはモネが来ていました。(「印象 日の出」の展示が終わっていたのが残念です)それらを見せることができました。子ども達はそれぞれに満足してきたようです。

 各コースのいいところは、どこも子どもの入場料が無料になっている点です。東京都美術館は、都内の子どもだけという扱いかと思っておりましたが、今回のモネ展では他県の子どもも無料になっていました。引率者については、西洋美術館のみ無料になっていました。簡単な書類に記入し、身分を証明するもの(名刺でオーケーでした)を提示することで免除してくれました。

 時間配分ですが、今回は上野公園での活動を約3時間とっていました。動物園とコース別で1.5時間にしたのですが、動物園でお弁当を食べることを考えると2時間+1時間でもよいかと思われます。

 コース別活動を入れると、それようのグループを作らなければなりません。一覧表の用意も必要になります。そのあたり、指導者としては大変になるのですが、子ども達の喜びようを考えると、その手間を惜しまないほうがいいかなぁと思えました。

 同業者の皆様、次年度の修学旅行の計画を立てるのに少しでも参考になれば幸いです。

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