ハリー・ポッターほどじゃないけど面白かった。
昨日の12/5(月)の仕事帰りに「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を観てきました。原作者は、ハリー・ポッター・シリーズのJ・K・ローリングさんですから、とても楽しめました。
ハリー・ポッターの1作めほどのインパクトは感じませんでしたが、主人公ニュートの人柄の良さにとても好感が持てました。他の登場人物も魅力的に描かれていましたし、たくさんのファンタスティック・ビーストもそれぞれにうまく作られていて楽しめました。魔法が万能ではないあたりも、ハリー・ポッターのスピンオフとしてうまく設定されていました。★を4つつけてもいいかなぁという感じです。
世界が広がらなければいい。
お話は1話完結ですが、次回作が来るなということは十分に分かりました。続きが見られるのはとってもうれしいです。
ただひとつ心配なのは、話が大きくなり物語の世界がどんどん広がってしまうことです。
ハリー・ポッター・シリーズを含め多くの作品が、シリーズ後半になると登場人物の役割が大きくなり、世界が広がり、事態が深刻になっていきます。
私は、そういう展開が好きではありません。
だいたい同じ範囲で、テイストを変えて、うまく話を紡いでいってほしいのです。
今回、ニュートは、ファンタスティック・ビーストたちをトランクの中に入れて運びます。トランクそのものは大きくないけれど、実は、その中には、広大な世界が広がっていてたくさんのビーストがニュートによって守られています。このトランクに入るってところが、私には魅力的に感じられました。そして、彼が活躍するのもニューヨークの町の中で収まっています。勿論、街全体は大きなトラブルに巻き込まれるのですが、それでも、割りとコンパクトな感じです。ニュートの失敗によって人類が滅びるというところまでにはなりませんし、全世界を巻き込むような悪と戦うわけでもありません。(結構強いですが)
私は、次回作もそれくらいのサイズの中に収めてほしいと感じています。ニュートの人柄から考えると、世界を救うまで使命感を担わせるのはどうかな? って思います。
ハリー・ポッター・シリーズの後半、ポッターにそこまで使命感をもたせる必要があるのか? っていう思いで観ておりました。
世界を救うのはドラゴンボールの悟空にまかせておけばいいんじゃないかなぁって思います。
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