夏の映画にわくわくしなくなった。

夏休みにはわくわくするような映画がたくさん来ていた。

 子どもの頃から映画を観るのが大好きでした。父親が映画好きで、自分はよく連れて行ってもらっていました。ろくに文字が読めない頃から洋画を見ていました。
 夏になると毎年わくわくしていました。大作映画がたくさん上映されるからです。ヨーロッパあたりのしぶい映画もステキですが、ハリウッドで作られるとりあえず”すごい!”と思わせる大作に心を奪われました。
 映像のすごさ、ストーリーのおもしろさ、魅せられました。
 もちろん、東映のまんがまつりのようなアニメ特集的映画も観に行きました。それは、それで楽しめました。
 とにかく夏は映画のお祭りの季節! という思いを強くもっていました。

いつの間にか夏の映画に魅力を感じなくなった。

 ところが、近年そういった思いを持たなくなりました。夏の映画に魅力を感じなくなったのです。
 2017/08/19 の時点で、近隣のMOVIX清水のラインナンプを引用してみます。

HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
フェリシーと夢のトウシューズ(吹き替え)
スパイダーマン:ホームカミング(字幕と吹き替え)
仮面ライダーエグゼイド/宇宙戦隊キュウレンジャー
トランスフォーマー 最後の騎士王(字幕と吹き替え)
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
東京喰種 トーキョーグール
ザ・マミー 呪われた砂漠の王女(字幕と吹き替え)
君の膵臓をたべたい
魔法少女リリカルなのは Reflection
怪盗グルーのミニオン大脱走(吹き替え)
カーズ/クロスロード(吹き替え)
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!
銀魂
メアリと魔女の花
それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!
忍びの国
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(吹き替え)

 これらのタイトルを並べながら、そんなに観たいと思える作品がないなぁと思ってしまいました。それでも、スパイダーマンと忍びの国は観てきました。どちらも私には楽しめました。ただそれは、普段とあまり変わらない気分です。
 明日も映画を見に行く! なんて思いはしませんでした。
 上記の作品にとても魅力を感じる方にはすまないと思うのですが、私には、観るのが楽しみでわくわくするといった気持ちをもてないのです。

夏の映画、どこに問題があるのか?

 自分なりに、どうして魅力を感じないのか考えてみました。次のようなことが理由としてあげられます。

  1. CGを含めアニメが多い。
  2. マンガ原作が多い。
  3. シリーズ物が多い。
  4. シリーズのつなぎに困ったらリブートしてしまう。

 つまるところオリジナリティのない作品が多すぎるということになるでしょうか? まあ、マンガ原作ということは、マンガそのものにオリジナリティがあるという見方もできるでしょう。それは、映画界がマンガに頼らざるをえないほどにオリジナリティを発揮できなくなっているということとも考えられます。私は、もうマンガ原作はいいよ! マンガはマンガで楽しめばいいんだから! と思ってしまいます。

アニメとCG全盛のこの時代には、もうわくわく感を期待できない?

 また、観客としての自分自身の問題があるのかもしれません。
 アニメやCGを使うと映像的にできないことはほとんどなくなります。
 よくいえばやりたい放題、不可能なし! なわけです。でも、そのことにより受け手としての自分の感覚が麻痺してしまっているともいえそうです。
 すごい迫力のある映像でも”すごいなぁ”とは思うけれど”所詮CGだのみでしょ?”という覚めた見方も伴ってしまうのです。
 これが、夏の映画(もしかしたら、映画全般)に、魅力を感じなくなってしまっている理由になっているともいえそうです。

とはいえ、わくわくするような映画が見たい!

 とはいえ、やはり夏には、わくわくするような映画が観たいです。
 Hulu の海外ドラマには、とても魅力を感じています。5シーズン連続で観る! というようなこともあります。
 だから、映画に期待はできるはずです。また、自分の感覚もそう鈍くはなっていないと思いたいところです。
 映画関係者の皆様、もっともっと魅力的な映画をたくさん上映してください。

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