10年日記を読んで……忙しいとは言え、死ぬほどではなかった。

10年日記をつけている。

 10年日記をつけています。実は、今年が10年目。これまでの9年間、ほとんどの日に記入がされています。
 その日に記入することは稀で、普段は、翌日の早朝に前日の振り返りをしながら記入しています。

この時期は忙しい。

 この時期、私たち教員はめっちゃ忙しくなります。年度の終わりの処理と、年度の始まりの準備があるからです。
 そういうことは、他の職業についても同様なのだとは思います。ただ、厳しいのは、事前の仕込みが難しく、それらが集中的に重なっているという点です。つまり、その時にやらなければならないことばかりが山のようにあるということです。……当然、無理がかかります。
 私は、この1ヶ月半位、土日のうちどちらかは、仕事を丸一日するという日が続きました。勿論無給での仕事です。

10年日記の殆どの日に忙しいと書いてあった。

 だから、この時期の10年日記には、「忙しい」「○○をこなした」という言葉がたくさん記されています。
 結局、どう工夫しようが、持ち時間に対してやるべきタスクの量が多いという状態が毎年あったということなのだと思います。
 仕事をしていないときには「今日は、のんびりした」という記述があります。やはり、無理していたので休憩をとろうとしていたということです。
 また、東京あたりに出てコンサートを聞きに行く日や美術館に行く日もありました。まあ、その後が大変だったりしましたが、そういう日も必要だったのだと思います。

忙しいけど死ぬほどではなかった。

 そして、10年日記には、さらに次のような言葉が何度も登場していました。

「今日も、忙しかった。でも、死ぬほどじゃない。」

 たしかに苦しい時期ではありました。でも、自分に言い聞かせていたのだと思います。
 自分ならなんとかできる。……事実なんとかしてきました。

 そうやってこの10年やってきたのだと思います。いえ、30年以上やってきたのだと思います。
 今苦しいのは事実だけど、まだまだ大丈夫って自分に言ってやることも大切なのかなぁって、10年日記を読んで思いました。
 

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