メモをとる子は、皆成長した。

伸びた子どもたち

修了式が終えて、私の勤務する小学校も春休みになりました。
担任していた4年生の子どもたちも、ずいぶん成長したと思います。特に話し合い学習での子どもの発想の豊かさは、これまで教えてきた子たちの中でも、トップクラスだったと思っています。

メモをとることで自分自身が成長できた。

今年度、特に力を入れて指導したことがあります。
メモをとるということです。
斎藤隆さんの著作を何冊も読んだこともあり、今年は、自分自身これまで以上にメモをとるようにしてきました。ノートも、新しいシステムノートにシフトし、より多く書くことをするようにしました。これにより自分自身も成長できたと感じております。
私が特に良かったと感じたのは、次の2冊です。

そして、自分がやっていいと思ったことは、子どもにも伝えました。

子どももメモをとるようになった。

授業で大事なことが出たときに、メモをとるようにしました。それを繰り返すうちに、何も言わなくてもメモをとる子が増えてきました。そういうときには、目一杯褒めました。
そのうちに、宿題の計算練習や漢字の書き取り練習でも、メモを書き加える子が出てきました。間違った問題での理由の分析や、間違いやすい漢字の注意点などです。
そういったことを書いた子のノートには、えらい! と赤ペンで書き、表紙にはシールを貼りました。
そうすると、メモを添える子が増えます。メモを書くのが、クラスの学習の文化になってきました。
授業をしていると、子どもがメモを書き始めたりします。その時に、いいます。
「今、○○ってメモした子いるでしょう? ノートに鋭い! って書きなさい。」
そういったことを繰り返すうちに、子どもは、キーワードに目も向けるようになりました。

伸びた子は、よくメモをとっていた。

1年のおわり、成績処理を終えて子どもの様子を振り返ってみました。
勉強が得意な子も、苦手な子も、伸びたと思えた子は、皆よくメモをとるようになった子でした。
特に算数の苦手な女の子の一人は、宿題で毎回たくさんのメモを書き、私に褒め続けられた子でした。その子は、マイナス評価の項目がなくなりました。自身も成長したと感じたのでしょう。日記に、算数が好きになったと書いてきました。以前は、ともするとドリルの答えを丸写しにしたりする子でしたが、今は、一生懸命練習し、ミスについてメモ書きをしてきます。
書くことは考えることです。
メモをとることは、人を確実に成長させると私は確信するようになりました。

新年度が始まろうとしている今、お子さんを、そして自分自身を成長させようと考えている方は、頻繁にメモ書きすることをおすすめします。

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