子音と母音を組み合わせて練習するローマ字フラッシュカード(無料ダウンロード)

ローマ字の学習用のフラッシュカード

小学校の教師現役時代に作ったローマ字練習用のフラッシュカードです。母音 a i u e o 子音 k s t n h m y r w g z d b p と 拗音用 ya yu yo のカードになっています。

ローマ字練習用フラッシュカード

ローマ字の学習では、子音+母音 の組み合わせの仕組みを理解することが大切です。そこで、フラッシューカードを使って読みを覚えるようにします。このカードは、次のような特徴を持っています。

  • 母音カードは、赤で文字を左に寄せている。
  • 子音カードは、黒で文字を→に寄せている。
  • 拗音用カードは、独立して ya yu yo としている。母音同様

はじめは、母音だけで練習する

最初は、母音だけ練習します。覚えるのが苦手な子は、3文字程度だけで次々と見せて読みを声に出させます。ここでのポイントは、間違った読み方をさせないということです。 a のカードで「あ」と発音できないときは、指導者が「あ」と言ってやればいいのです。間違いを口に出すと間違いを覚えてしまうからです。

母音を覚えたら「か行」だけ練習する

子音カード「k」を黒板に貼ります。(磁石を付けておくと良いです。)自宅で練習する場合は机の上に置いてもいいでしょう。「k」の右隣に母音カード1枚を手で持って見せます。「k」と「a」の組み合わせなら「か」と発音させます。母音同様に次々とカードを提示し、発音させます。慣れてきたら、母音カードの提示はランダムに行います。
勿論、答えがすぐに出なければ指導者が発音して正しい読みを教えて上げればいいのです。
カードはちょいと工夫がなされており、母音カードは左寄せに、子音カードは右寄せになっています。これは、2枚並べたときに、子音と母音の文字が近くになるようにするためです。「k a」より「ka」の方がひとつの音「か」だと認識しやすいと考えたからです。

同様に他の子音との組み合わせを練習する

「か行」を大体覚えたら、子音カード「s」を使って同様に練習していきます。学校で練習する場合は、授業のはじめ5分程度を使うと良いでしょう。私が現役だった頃は、そのようにして使いました。長くくどくどやらず、短い時間で何度も指導するほうが効果があると考えられます。

母音を固定して子音を変える練習も行う

上記のように子音を固定して母音のカードを変えていく練習をある程度行ったら、今度は母音を固定して子音を変える練習をします。たとえば、「e」のカードを黒板に貼ったらその左側に「s」「t」「n」などのカードを次々と提示していくのです。子どもは、「せ」「て」「ね」が共通の母音「e」をもつこと……つまり伸ばして発音すればどの音も「えー」になることに気づきます。

一般的なローマ字練習帳では、母音→か行→さ行→た行→……と進んでいくだけです。それだけだと同じ行の文字だけを考えるだけですむので楽にはなりますが、実際に、多くの子音が組み合わされてつくられている単語を読むときにいきなりハードルが高くなってしまういます。だから、子音固定+母音ランダム だけではなく、子音ランダム+母音固定という練習をしてそのハードルを低くするというわけです。

無料でダウンロードできます。

以下のリンクをクリックすればダウンロードできます。Word版とPDF版を用意しました。A4版1枚の紙に2枚のカードが印刷されます。厚めの上質紙やケント紙のような紙に印刷すると扱いが楽になると思います。真ん中で切って使ってください。

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