舌がしびれるような梅干しがうまかった。減塩なんて知るもんか!

学校給食がないときにはお弁当を注文します。

 勤務校には、給食室があります。故に、毎日おいしい給食を食べることができます。子どもも職員もこの給食が大好きです。

 ただ、長期休みの前後になるとこのおいしい給食がなくなります。給食が食べられないと思うと本当に残念です。そういったとき、子どもたちは、お弁当を持って来ます。が、職員の多くは、お弁当を注文します。事務職さんが、お店を決めて、注文を取りまとめてくれるのです。(本当にありがたい。ありがとう〇〇さん!)

 お弁当の注文先は、日によって違います。事務職さんは、どこで情報を得るのか、安くておいしいお弁当を作ってくれるお店をよく知っています。その中のお店の一つに、清水区庵原にある「おじゃが」があります。手作りのおいしいお弁当を作ってくれる身です。

舌がしびれるような梅干し……

 最初におじゃがを利用したときのことです。
 おかずと一緒に御飯の上、真ん中のところに梅干しがのっていました。大きさは、1.5cm程度で、しわしわで塩が吹いていました。文字通り梅が干されたという感じです。今時の肉厚ジューシーなタイプとは正反対という感じでした。めずらしいなぁと思いました。

 口に入れてみると、すっぱくて、めっちゃしょっぱい! 舌がしびれるような感じがするほどの味でした。なつかしい! 私が子供の頃は、梅干しといえば、強烈なすっぱさとしょっぱさを感じされるものばかりでした。軟弱な感じがするはちみつ味なんて存在していませんでした。

 私は、この味に感動しました。健康のための減塩とか、風味を良くするためのはちみつ漬けとか、そういった梅干しばかりがスーパーで売られています。おじゃがの梅干しは、しわしわで乾燥していて塩を吹いている見た目はあまりよくない感じの梅干しなのですが、私はうまい! と思いました。そして、なつかしい! と感じました。

 健康が大事だと思わないわけではありません。でも、梅干し一粒を減塩したところで大したことないように思えます。むしろ、舌がしびれるような中にもうまさが感じられる昔ながらの梅干しを私は食べたいと思います。

 考えてみると、納豆だって妙に匂いがおとなしくなったように感じます。昔は、もっと匂いも味も強かったのではないでしょうか? いつの間にか様々なものがマイルドになってしまって、本来の味ってのが忘れられてきているのかなぁと思ってしまいます。

 7月末には夏休みが始まります。そのまえに、給食がお休みになるでしょうから、また事務職さんにお願いしておじゃがのお弁当を注文してもらうことにします。今から楽しみだなぁ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました