『草間彌生 永遠の魂』展 で驚いたこと
4/22に東京の国立新美術館で開かれている『草間彌生 永遠の魂』展を妻と観てきました。
とてもステキな展覧会だったのですが、驚いたことがありました。会場に入ってすぐに広いスペースの中に草間さんの大型の正方形の作品シリーズ『永遠の魂』が130点も展示されていたのです。圧巻でした。
しかし、私が、そこで驚いたのは作品の数や会場の広さだけではありません。その展示コーナーは、携帯電話での撮影が許可されていたのです。
日本の美術館ではほとんど撮影禁止なのに
私は、知らなかったのですが、海外の美術館では、写真撮影が禁止されていないそうです。普通に写真を撮っているという話を聞いたことがあります。
でも、日本では、多くの場合、撮影は禁止されています。下手をすると、会場入口の外にあるカンバンまで撮影禁止されたりすることもあります。
国立西洋美術館の常設展示の方は、撮影禁止になっていません。それって珍しいと思います。ただ、西洋美術館も、企画展はまず撮影禁止です。
草間さんの許可が得られたからなのかな?
草間さんは、まだご存命で、音声ガイドにはご自身の作られた詩や歌まで吹き込まれています。何もかも表現されたいという草間さんの思いが感じられます。
だから、『草間彌生 永遠の魂』展においても、草間さんご自身が撮影の許可を特別に下さったのか? と私は思っています。
ミュシャ展も一部撮影が可能になっていた。
ところが、5/6に行った国立新美術館の『ミュシャ展』も、スラブ叙事詩のシリーズの一部が撮影可能になっていました。
スラブ叙事詩のシリーズは、超大型の作品が20点で構成されています。そのうちのいくつか(数を失念)が自由に撮影できるようになっていました。(たしか携帯電話限定だと思います。)
当然ながらミュシャさんは、だいぶ前に亡くなられていますからご本人の意思で撮影ができるようになったということはありえません。
20点の一部だけ撮影可能というのも、理由が見えません。でも、自宅に帰って、作品の素晴らしさを再度思い出せるという点で、よい企画だと思いました。
撮影可能というのは国立新美術館だから?
なぜ、2つの展覧会では、一部であるけれど撮影が許可されているのでしょうか? 理由が不明です。ただ、同じ国立新美術館での展覧会ですから、美術館側の意図によるということが考えられます。
ただ私が行った国立新美術館での展覧会で撮影が許可されていたことはなかったように記憶しています。
海外の美術館の多くが撮影を許可しているから、これからは日本の美術館も同様にしよう! ということなのでしょうか?
そうだといいなぁと思います。
おまけ
当日券を購入するなら
国立新美術館のチケットですが、どちらも当日券を購入するのにブースで並んでいました。20分位ならぶこともあるようです。
もし当日券を購入するのなら地下鉄の乃木坂駅の改札を出たところにある臨時チケット販売所? で購入したほうが絶対に早いです。数分並べば購入できますから。
ミュシャ展、見るなら音声ガイドは借りた方が良い
ミュシャ展の目玉は、何と言ってもスラブ叙事詩です。20点の巨大な作品は圧巻です。もし、ご覧になるのなら、音声ガイドは必ず借りたほうが良いです。なぜなら、スラブ叙事詩の20点の作品全てについてガイドがされているからです。作品名を含め、その作品のどの部分が何を表しているか、丁寧に説明してくれます。おすすめです。
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