小学校で、英語の教科化は必要なのだろうか?

英語が小学校でも教科化される。

 2020年より小学校の5,6年生で英語が教科化されます。ただいきなり2020年から変わるのではなく、前倒しして指導はなされることになります。

 勤務校でも、それにむけての研修が行われました。

 でも、本当に英語の教科化って必要なのでしょうか?

英語は、英語圏の国では、普通に使っている……その程度のもの

 当たり前の話ですが、英語圏の国では、当然のことながら英語は普通に使われています。お勉強の苦手な子であっても聞いたり話したりできます。(読み書きができない人はかなりの数いるようですが)
 仮に学校で指導を受けなくても、生活の中で、英語を使えるようになります。
 つまりは、その国ですごせば、それなりに身につける程度のものであるということです。

英語が教科化されれば、その分、何かが失われる。

 英語が教科化されると年間70時間がそれにつかわれます。現時点では、外国語活動として35時間使われていますから、2倍になるわけです。時間確保するために、いろいろと提案されているようですが、何かの時間が失われることは間違いないのです。

その国に住めばある程度身につけられるようなものに、他のものを削って学習する必要があるのだろうか?

 英語が教科化されて時間が使われます。強引に時間を確保したとしても、何かの時間が減ります。そこまでして小学校で英語を教える必要があるのでしょうか?
 私は、57歳になりました。これまで生きてきて、英語が必要となる場面や英語を知っていてよかったと思う場面に何度も遭遇しました。
 そして、それぞれの場面で、中学からやってきた英語程度でなんとかすることができました。
 これ以上、英語をやる必要があるのか? って疑問に思ってしまいます。
 もちろん、英会話がばっちりできないと困るような人生を送る人もいるでしょう。でも、その人はその人で学べばいいんじゃないでしょうか?

 英語の学習を否定するつもりはありませんが、あまりにもコストをかけすぎているように思えます。

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