ブリヂストン美術館のベスト・オブ・ザ・ベスト展に行って来ました。

ブリヂストン美術館のベスト・オブ・ザ・ベスト展に行って来ました。
 2015年3月29日(日)に国立新美術館とブリヂストン美術館に行って来ました。
 どちらかといえば国立新美術館のルーブル美術館展の方が目当てでした。が、ブリヂストン美術館が長期にわたって休館するということで、そちらも見に行かねばと思って行ったわけです。
 今回は、建物の建て替えを行うため、数年にわたって休館するので、ブリヂストン美術館が所蔵する作品の中でも特に良い物を選りすぐって展示していました。だから、ベスト・オブ・ザ・ベストなのです。(なぜ、最初のベストに冠詞がつかないかは不明?)

 私は、ブリヂストン美術館が好きなので、比較的よく観に行っていました。そのため、これまで見たことがある作品が大半でした。でも、一度にこれだけたくさんの作品を観る機会はそうあるものではありません。とても楽しんで見ることができました。

 私が今回特にいいなぁと思ったのは、マネの自画像、ルノワールのすわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢、ポロックのNumber 2,1951、ピカソの女の顔、ピカソの腕を組んですわるサルタンバンク、モネの黄昏、ザオ・ウーキーの07.06.85などでした。

 美術作品というのは、とてもおもしろくて、何度も見ている作品でも、観る度に印象が変わったり、好き嫌いが変わったりするのだと感じました。

 ピカソについて言えば、キュビスムやシュルレアリスムなどの何をどう表しているのかわかりにくい作品が主みたいに勝手に思っていました。でも、新古典主義の時代の作品がとても魅力的であるのだと知りました。知らない人が見たらピカソの作品とわからないだろうなぁと感じます。でも、魅力的なのです。おそらく訳の分からない作品を描かなかったとしてもやはりピカソは多くの人に評価されたのだろうなぁと思いました。
 ジャクソン・ポロックは大好きな画家なのですが、このブリヂストン美術館にあるNumber 2,1951はあまり好きではありませんでした。サイズがあまり大きくないことと、具象的な要素が入り込んでいたためです。ポロックといえば、アクション・ペインティングで描いた「これが絵画?」と思わせるような作品が印象的です。インディアンレッドの地の壁画 などは、なぜかわかりませんがとても惹かれる作品です。それに比べると、No.2には月とか顔とかの要素が入り込んでいます。こちらの方が後の時代に描かれたようですが、私としては「ポロックぽくないじゃん」という印象があり、好きにはなれませんでした。でも、今回、再度見なおしてみると、やっぱりポロックいいじゃんという気分になりました。以前は、黒くて太い線が意図的すぎて目障りに感じたのですが、インディアンレッドの地の壁画とは違った味があるように感じられました。
 今回、よかったのは、ザオ・ウーキーの作品を見られたことでした。おそらくはじめて見たと思うのですが、大きな抽象画が2点展示されていました。私は、不勉強なのでザオ・ウーキーの名前を初めてこの展覧会で知りました。これが、とてもよかったです。東洋的な要素が入っている分、日本人である自分も共感できたのかもしれません。抽象画では中国の作家が結構人気あるというような話を以前聞いたことがあります。それも、わかるような気がしました。

 たっぷり作品を楽しんで帰るときに受付の方に「いつ再開するのですか?」とたずねてみました。すると、次のような答えが返ってきました。
「未定ですが、東京オリンピックの前までには開館できるようです」
 うーん、まだまだ先の話です。ブリヂストン美術館の所蔵品には魅力的なものがたくさんあります。休館する前に、ぜひ足を運ぶことをお勧めいたします。

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/

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