新型マツダ・ロードスター、その乗り心地 ……妻の車(R2)に乗って気づいたこと

新型マツダ・ロードスタ-に乗り始めて3ヶ月が経過しました。

楽しい車だということがよくわかります。めっちゃパワーがあるわけではありませんが、エンジンを回せばちゃんと加速してくれますし、ハンドルをぱっときると、さっと向きを変えてくれます。私のような素人にはちょうどいい感じのスポーツカーという感じがします。

何よりもいいのは、オープンに出来ること。オープンカーに乗ると人の目が気になるという人がいるようです。確かにそういうところはありますが、そんなことを差し引いてもオープンは気持ちがいいです。夏の夕方、お日様が山の端に隠れたとき、屋根を開けて走ると、気分は最高です。人の目なんて気にならなくなります。
また、ようやく涼しくなってきましたから、昼間も屋根を開けられるようになりました。これから、オープンにする機会が増えてくると思います。仕事を終えて自宅に帰る20分ほどの道のり、ロードスターの屋根の開閉は数十秒でできてしまいますから、そんな短い通勤路でさえ、屋根を開けて運転を楽しもうと言う気分になります。

さて、本題です。先日、旅行に出た妻を最寄りの駅まで迎えに行きました。荷物があるというので、妻の愛車スバルR2で向かいました。ロードスターよりR2の方が後部座席やトランクスペースがありますから、仕方ないことです。

R2の運転席について走り始めた時「んっ」って思いました。なんか違和感が感じられるのです。言葉で言うのは、むずかしいのですが、なんかしっくりこない感じなのです。シートに体をあずけても、受け入れられていないという感じがするのです。
これは、ロードスターに慣れたことによって感じられる違和感のようです。
スポーツカーではないR2のシート形状は包み込むようになってません。はじめはシートの違いによるものか? と思いました。でも、それだけが違和感を感じさせるわけではないようです。ハンドルの位置、ペダルの位置、アイ・ポイントの高さ、……そしてドライブ・フィーリングそういったもの全体が、R2に違和感を感じさせたようです。

自動車がちがうんだから当たり前じゃん! と思う方もいるでしょう。でも、そういうことを言いたいのではありません。ロードスターの前にトヨタMR-Sに乗っていましたが、その頃、R2に乗り換えても、上記のような違和感を感じることがありませんでした。MR-Sに乗ったと、R2に乗り換えても「いつものR2」という気分で運転ができたのです。

マツダが言うところの「人馬一体感」がMR-Sよりも、ロードスターの方が高いからじゃないか? って思います。ロードスターを運転していて「おっ、これが人馬一体ってやつかい?」と強く意識することはありません。思うように動いてくれる、それがとても自然な感じでなされる……そういうことに慣れたために、R2に違和感を感じるようになったのではないか? と考えます。派手ではないけどしっくりするような一体感、他の車に乗った時に、気づくさり気なさがマツダの目指す人馬一体ということじゃないか? って勝手に思っています。

……おまけ
新型ロードスターのサンバイザーなんですけど、駐車券などをはさむようなクリップがありません。MR-Sには、クリップじゃないけど、紙類をはさむような工夫がありました。これがないと、結構不便です。収納スペースの少ないロードスターだと、どこにおけばいいんじゃい? って感じます。
出そうと思うハガキを以前はMR-Sのバイザーのところに挟み込んでいて、帰宅時にポストのあるところによせて出すことが多かったのですが、それが今はできません。駐車券など小さいものは、センター・ディスプレイとダッシュボードの間のところに挟んだりしますが、ちょいとスマートさを感じません。マツダさん、今度、改良するときにはそういうところも考えてね。

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