受験で不安になっている子への一言

 静岡市では中学受験は既に終えています。
 私の担任している子たちは、全員無事に合格することができました。(キットカットを贈った子は今も全員合格しています。……受験する子にキットカットをあげる。 を参照)

 受験前、積極的で前向きな子が「受験で合格できるか不安です。」という旨の日記を書いてきました。普段の様子から考えると意外と思えるほど不安に感じていたようです。さもありなんです。

 そこで、その子を読んで次のように話しました。

「君なら大丈夫。○○中(受験する学校名)は、君のような元気でよく動ける子を求めているから。それにだ。万が一君の良さがわからずに落とすような学校なら行く必要はない。君の良さがわからないような学校なら行く価値はないのだ。」

 その子は、「うん、そうだね。」と笑顔を見せて行きました。安心したようです。

 伝えた言葉は、本気で言ったものです。
 その子が受験しようとしている学校は、小中一貫校で個性を伸ばすことに力を入れている学校でした。ペーパーテストは別として、面接でその子の良さが見抜けないような学校ならば、「個性を伸ばす云々」なんて看板倒れだと思えたからです。

 受験生は、受験を「選んでもらい、入れてもらうもの」というように受け身がちに考えてしまいます。でも、実は、自分が学校を選んでもいるのです。双方が選びあって入学という契約が成立するのです。
 だから、自分を落とすような学校になんて行ってやるもんか! くらいの気概を持てば良いのだと思います。

 

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